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異話§魚上氷~七十二候~立春 [七十二候]

立春の末候“魚上氷(うおこおりをいずる)”である。

このあたりが寒さの底の最後あたりとなるだろうか。あと2週間で2月も終わり、3月に入れば、すぐに辛夷(コブシ)が開花するわけで、まさに、春はそこにあるはずだ。

俳句を詠む中で“春隣”という季語を覚えた。だが、夏隣、秋隣、冬隣という季語と比べるなら、すぐ隣にあるといえば“春”と相場は一番に決まっているようである。

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