世話§ラグビワールドカップ日本2019回顧 [ラグビー]
かくの如き“コロナウイルスの日々”となって3か月……しみじみ、去年秋のラグビワールドカップ日本大会が開催されてよかったと思い返している。
“テストマッチ”なるものを初めて見たのは、1975年9月の国立競技場で、日本対ウェールズの対戦だった。結果は82-6と大惨敗で、彼我の力の差をまざまざと思い知らされたのだった。
それから40年余、2015年のイングランド大会では南アフリカを倒すジャイアント・キリングで、そこからラグビー・ブームが始まったと言ってもいい。
そして2019年秋、ブームは一気に頂点に達した。永遠のラグビー俄かと自称しながらも、周到に準備を重ねた結果、ニュージーランド対南アフリカ戦に始まって、イングランド対フランスは台風で中止になったものの、ベスト8進出を決めた日本対スコットランドまでプール戦5試合と準々決勝2試合の合計7試合を観戦することができた。
我がラグビー観戦歴の中における最初で最後となる圧巻の経験で、この先にこれほどの凝縮された時間などあるはずもなく、満員の観客が発する大歓声をよそに、声にならない声を上げながら、肉体を容赦なくぶつけ合いながら楕円球を負い続ける様をひたすら凝視し続けていたのである。
この3か月、スポーツを始めとしてあらゆるパフォーマンスも中止となり、そう考えると、去年のラグビワールドカップが、ことさら貴重な機会だったと思い知ることになるのだ。
《ラグビーのトピックス一覧》
“テストマッチ”なるものを初めて見たのは、1975年9月の国立競技場で、日本対ウェールズの対戦だった。結果は82-6と大惨敗で、彼我の力の差をまざまざと思い知らされたのだった。
それから40年余、2015年のイングランド大会では南アフリカを倒すジャイアント・キリングで、そこからラグビー・ブームが始まったと言ってもいい。
そして2019年秋、ブームは一気に頂点に達した。永遠のラグビー俄かと自称しながらも、周到に準備を重ねた結果、ニュージーランド対南アフリカ戦に始まって、イングランド対フランスは台風で中止になったものの、ベスト8進出を決めた日本対スコットランドまでプール戦5試合と準々決勝2試合の合計7試合を観戦することができた。
我がラグビー観戦歴の中における最初で最後となる圧巻の経験で、この先にこれほどの凝縮された時間などあるはずもなく、満員の観客が発する大歓声をよそに、声にならない声を上げながら、肉体を容赦なくぶつけ合いながら楕円球を負い続ける様をひたすら凝視し続けていたのである。
この3か月、スポーツを始めとしてあらゆるパフォーマンスも中止となり、そう考えると、去年のラグビワールドカップが、ことさら貴重な機会だったと思い知ることになるのだ。
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