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継話§オリンピックのレガシー? [オリンピック]

1964年に開催された第18回東京オリンピックの“レガシー”は多い。当時はレガシー(遺産)などと呼ばれることなどはなかったが、錚々たる建築設計家がデザインした競技場は、古びることもない。当時、いかに彼らが持てる力を発揮して取り組んだかがわかるというものだ。



上は、年に一度くらいは出向いているのは、芦原義信が設計した駒沢オリンピック公園の陸上競技場と体育館、その間の広場にはオリンピック記念塔が建っていて、落ち着いて凛とした佇まいを見せている。

さらに、勤めていた会社の近くには山田守が設計した日本武道館が伝統的な姿で存在を主張している。

武道館.jpg

最後に、丹下健三が設計した代々木屋内競技場のフォルムの美しさよ。これらが、建築されて60年経ったとはとても思えない。まさにレガシーと呼ぶにふさわしい建築群ではないか。

代々木屋内.jpg

……それに比べて、直近で行われた東京オリンピックにレガシーはあるか?オリンピックを開催し、競技場を建築するにあたって、関係者たちが口々に「レガシー!」「レガシー!」「レガシー!」と謳ったにしては、何一つ記憶に残る建物が見当たらない。

これほどに、今の日本には確固たる理念の欠片も存在しないのだろうか……そりゃあ、60年前の建築群が“たまたま”レガシーとして残ってくれたとは手前味噌なのかな?

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