拝話§お地蔵様の縁日~毎月二十四日~ [宗教]
通っていた小学校と中学校の間あたりに、正式名“日限地蔵尊”……通称がお地蔵様と呼ばれて親しまれていた小さな寺が、今でもある。別に信者でも何でもないのだが、親しみを覚えていたのは、毎月24日に縁日が行われて、地元民で賑わっていたのだ。
存在を知ったのは小学生の頃で、たぶん祖母に連れて行かれたのではないだろうか。その後は、友達と行ったり、一人で行ったりと、小学生にとってのいい遊び場なのだった。
小さい寺院の縁日のゆえ、露店屋台も10軒足らずしか並んでいなかったが、小遣いが潤沢にあるわけでもなく、買うものも限られていたという記憶だ。
屋台で何が売られていたかというと、セルロイド製のキャラクターお面とか樟脳を付けて走らせるセルロイドの船といったおもちゃの類、食べ物は、お約束のりんご飴や焼きそば、そしてワタシ的お気に入りが“ハッカパイプ”で、乏しい小遣いで使うのは、決まってハッカパイプである。
そんな月に一度のささやかなお楽しみだが、中学に入るとお地蔵様の存在などすっかり失って、他のあれこれに興味が移っていった……中学校の登校路からすぐのところにあったのに。
《日常のトピックス一覧》
存在を知ったのは小学生の頃で、たぶん祖母に連れて行かれたのではないだろうか。その後は、友達と行ったり、一人で行ったりと、小学生にとってのいい遊び場なのだった。
小さい寺院の縁日のゆえ、露店屋台も10軒足らずしか並んでいなかったが、小遣いが潤沢にあるわけでもなく、買うものも限られていたという記憶だ。
屋台で何が売られていたかというと、セルロイド製のキャラクターお面とか樟脳を付けて走らせるセルロイドの船といったおもちゃの類、食べ物は、お約束のりんご飴や焼きそば、そしてワタシ的お気に入りが“ハッカパイプ”で、乏しい小遣いで使うのは、決まってハッカパイプである。
そんな月に一度のささやかなお楽しみだが、中学に入るとお地蔵様の存在などすっかり失って、他のあれこれに興味が移っていった……中学校の登校路からすぐのところにあったのに。
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