週話§土曜有閑~八月終わります~ [私事]
既に一年の三分の二が終わろうとしている。木曜日からは長月9月である。
9月は誕生月で、その日が来ると68歳……かくも遠くまで来つるものかな。幼時の記憶など耳かきの先っぽほども残っているわけではなく、切り刻まれた断片が無秩序に記憶の隅に埋もれているばかり。
人生の中で、最も大きな比率を占めていた37年半の宮仕え生活も、終わってしまって振り返ってみると、何とも巨大で長いシェルターが伸びているだけのように感じられなくもないことに気がついた。
もちろん山あり谷ありの37年半であったのは言うまでもないけれど、終わってみれば巨大な空虚とでもいった存在が横たわっているように感じてしまうのは、僻目であろうか。もう一度断っておくが、無為な時を過ごしていたわけでないのは、そのとおりである。
終わってしまえば、過去は無になっていくということか。
《日常のトピックス一覧》
9月は誕生月で、その日が来ると68歳……かくも遠くまで来つるものかな。幼時の記憶など耳かきの先っぽほども残っているわけではなく、切り刻まれた断片が無秩序に記憶の隅に埋もれているばかり。
人生の中で、最も大きな比率を占めていた37年半の宮仕え生活も、終わってしまって振り返ってみると、何とも巨大で長いシェルターが伸びているだけのように感じられなくもないことに気がついた。
もちろん山あり谷ありの37年半であったのは言うまでもないけれど、終わってみれば巨大な空虚とでもいった存在が横たわっているように感じてしまうのは、僻目であろうか。もう一度断っておくが、無為な時を過ごしていたわけでないのは、そのとおりである。
終わってしまえば、過去は無になっていくということか。
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