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喰話§量が食べられません [ドイツ]

特に海外旅行でのことである。そもそもドイツ料理は、量が半端ではなく、肉塊の一品が大皿にどーん!とやってくるのだ、もうずいぶんと前から敬して遠ざかることが多い。

いつだったか、ウィンナシュニッツェルを注文しようとメニューを開けた。そこにはスモールに始まってXL(エキストララージ)まで、数サイズの選択肢があった。注文したのは、もちろんスモール。それをちびちび食べている人間の近くで、XLを注文した若者がいたのだが、それをよくよく見るならラージサイズが3枚積み重なっていて“うへぇ!”となったのだ。彼の国の人たちの胃袋はどうなっているのだろうか。

言うまでもなく長い年月を、日本風料理の流れに染まり切って生きてきたのは間違いなく、だからちょこちょこと小皿に盛られたあれこれをつまみながら酒を呑んだりして、締めのご飯はさらに残ったおかずで適当に食べてしまう。

そんな人間に大皿だけの料理は無理無理で、そこにましてや前菜だなんだとコース設定などされてしまったら悶絶するしかない。ああ……日本旅館の夕食でずらりと食卓並んだ大量の料理にも辟易するのだが。

というわけで量が食べられない。昔はそれでも少しは食べられたはずだが、夫婦二人仲良く少食になって、晩に炊くご飯二合は、翌日の昼まで残ったりすることもしばしばなのである。

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