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謔話§一日一句~午後の外出~ [俳句]

季語は・・・日向ぼこ

老い独り 優先席の 日向ぼこ

【去年の今日】槍話§十二月大歌舞伎~爪王~
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寧話§お薬の日々 [老化]

六十代半ば頃から処方薬を毎日服用する生活が続くようになった。

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つまり高齢化とはそういうことなのだと改めて実感しているところだが、夫だけでなく、同居人も同様に毎日薬を服用している老夫婦なのだ。

もっぱら、高血圧改善とか血管を拡げるとかの循環器系で、通院している内科は“ヤブ”に近いのだけれど、ありがたくも院内処方して薬を出してくれるので、いちいち処方薬局に赴かなくてもいい。

そんな薬の日々が、この先延々と続いていくのだろうかと思う。若い頃は、そんな日々がやってくるなどとは想像すらしていなかったが、いざ自分がそんな境遇になると“そういうことだったのか”と実感させられる。

世間でも高齢者の医療問題は切実なわけで、先々誰もが当事者になっていく運命にあるのだから、財政面も含めたいい知恵を出しあっていくしかない。医者に通わずに済むなら、それに越したことはないのはもちろんのことだが世の中そうそううまくはいってくれないことは、身をもって思い知ったことなのだ。

《健康のトピックス一覧》
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探話§ベルリンで車内検札官に遭遇した件 [ドイツ]

ドイツ語で無賃乗車をする人は“Schwarzfahrer(黒い乗客)”と呼ぶ。

ドイツやオーストリアの鉄道には改札口がなく、人は駅に入ったらそのまま電車に乗ることができるのだ。そして当然ながら、無賃乗車をする輩も少なくはないはずである。

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そんな交通機関には“車内検札官”が巡回していて、移動中の車内で身分証明書を提示しながら、切符の有無を確認するのだ。

そんな車内検札官に一度だけ遭遇したことがあった。10年前、ベルリン滞在していた時である。地下鉄に乗っていたら、本当に普通の姿の検札官が、乗客に切符を提示するよう求めたのだった。

我々夫婦は3日間チケットを持っていて、検札官が登場した瞬間に“来た”と即座に反応しチケット提示したのである。そうしてチェックしつつ、一人の男性のチケットを見て「これはだめ」みたいなことを言って、次の駅で連れ降ろしていったのだ。

その時はさすがに緊張した。チケットにタイムスタンプを押してあるよなと確認したのはもちろんである。

もちろん、2人も3人も摘発できるわけではなく、一人必中で連行していったのだが、その先に待っているのは60オイロとも80オイロとも言われる罰金なのである。現レートで換算するなら1万円前後……割に合わないだろう。

《ドイツのトピックス一覧》
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