連話§ワタシの酒肴[191]湯豆腐・・・・・・ね [酒肴]
[承前]
……豆腐肴が連続してしまった。
湯豆腐は一年中食べている。暑い時でも、湯豆腐と冷奴を食べ分けて飽きない。だが、湯豆腐の季節はやっぱり冬だろう。
鰹節とおろし生姜に醤油をかければ簡単においしくいただける。嘘偽りなく湯豆腐さえあれば日本酒がうまい!湯豆腐ほど日本酒に合う肴はないのだ。
明治維新を官軍勝利に導いた立役者である大村益次郎(村田蔵六)は日本酒に豆腐を合わせるのを好んでいて、眼の前で湯豆腐を温めながら酒を呑んでいた……そうしていた最中に暗殺者に襲われたのである。
そんな話を司馬遼太郎の『花神』で読んで以来、ことさらに湯豆腐と日本酒の組み合わせを意識するようになったとは、以前も書いたことだが、益次郎は酒一合に豆腐一丁だったそうだが、さすがに丸々一丁は持て余す。せいぜい半丁くらいで十分に酒が呑めるのだ。
[続く]
《酒肴のトピックス一覧》
……豆腐肴が連続してしまった。
湯豆腐は一年中食べている。暑い時でも、湯豆腐と冷奴を食べ分けて飽きない。だが、湯豆腐の季節はやっぱり冬だろう。
鰹節とおろし生姜に醤油をかければ簡単においしくいただける。嘘偽りなく湯豆腐さえあれば日本酒がうまい!湯豆腐ほど日本酒に合う肴はないのだ。
明治維新を官軍勝利に導いた立役者である大村益次郎(村田蔵六)は日本酒に豆腐を合わせるのを好んでいて、眼の前で湯豆腐を温めながら酒を呑んでいた……そうしていた最中に暗殺者に襲われたのである。
そんな話を司馬遼太郎の『花神』で読んで以来、ことさらに湯豆腐と日本酒の組み合わせを意識するようになったとは、以前も書いたことだが、益次郎は酒一合に豆腐一丁だったそうだが、さすがに丸々一丁は持て余す。せいぜい半丁くらいで十分に酒が呑めるのだ。
[続く]
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築話§海外旅行・・・・・・終了 [海外旅行]
今さら書くのも何だが、我が海外旅行は終了している。最後の海外旅行は、2019年6月のベルリンからアルプス端っこのいつもの滞在なのだった。
もちろん2020年も予定していたが、言うまでもなく年初に発生したコロナ禍のおかげで棚上げとなり、その後行く予定が立たないまま。
個人的に悔いが残ったと思っているのは、自分自身で“これが最後”と決めての旅行ができなかったことで、唐突な外部の力によって行けなくなったことが不本意なのである。
もちろん、年齢も重ねて片道12時間のフライトもきつくなっていたし、さらにロシアのウクライナ侵略でシベリア空路を飛べず、さらに2時間も余計に飛行時間がかかるようでは、もはやアウトであろう。
もう一つ残念なことは、自分たちが培ってきた海外旅行のノウハウが消えてなくなってしまうことで、それは30年もの間に、自分たちの頭で考え、他の誰もできないような数多くの経験を積み重ねてきたものだから。
それら一つ一つは、他人からしたらそれほど惹かれるようなことはないかもしれないが、自分にしてみれば何がなしの達成感、やったぜ!感のようなものが思い出として残っていて、多くの貴重な経験は、自分にとって一生思い出す楽しい出来事だったのだ。
追記:先々、自分たちの旅を回顧することがあるかもしれない。
《海外旅行のトピックス一覧》
もちろん2020年も予定していたが、言うまでもなく年初に発生したコロナ禍のおかげで棚上げとなり、その後行く予定が立たないまま。
個人的に悔いが残ったと思っているのは、自分自身で“これが最後”と決めての旅行ができなかったことで、唐突な外部の力によって行けなくなったことが不本意なのである。
もちろん、年齢も重ねて片道12時間のフライトもきつくなっていたし、さらにロシアのウクライナ侵略でシベリア空路を飛べず、さらに2時間も余計に飛行時間がかかるようでは、もはやアウトであろう。
もう一つ残念なことは、自分たちが培ってきた海外旅行のノウハウが消えてなくなってしまうことで、それは30年もの間に、自分たちの頭で考え、他の誰もできないような数多くの経験を積み重ねてきたものだから。
それら一つ一つは、他人からしたらそれほど惹かれるようなことはないかもしれないが、自分にしてみれば何がなしの達成感、やったぜ!感のようなものが思い出として残っていて、多くの貴重な経験は、自分にとって一生思い出す楽しい出来事だったのだ。
追記:先々、自分たちの旅を回顧することがあるかもしれない。
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