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謔話§一日一句~油断せず用心~ [俳句]

季語は・・・神の留守

戸締りの 日々怠らず 神の留守

【去年の今日】執話§“物”に対する情のような~日本的?~
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行話§虹蔵不見~七十二候~小雪 [七十二候]

小雪の初候“虹蔵不見(にじかくれてみえず)”である。

いよいよ年賀状の枚数が少なくなった。10月に値上げしたばかりの年賀状を70枚ほど購入。毎年決まった体裁で写真をはめ込み、簡単な一文を書けばできあがりだが、その作業を始めるのはさすがに12月に入ってからだ。

そして少しずつ、毎年届いた人から年賀状が来なくなる。年賀状仕舞いだと断りの一言を書いてくる人もいるが、一言もなく“何年か来なくなった”と気がついて、こちらからも自然消滅という人も出てきた。

個人的には出し続けておきたい人と“もういいや”という人に分かれてきて問題なのは、その間のグレーゾーンの人たちである。おそらくは生きている間に顔を合わせることもなく、どちらかが年賀状のやり取りを途絶えさせてしまうまで惰性で投函している人たちも少なからずいる。

いっそ“ゼロ”にして年賀状仕舞いしてしまえば気が楽なのだろうけれど、そうしてそんなせめぎ合いがもうしばらく続くということか。

《七十二候のトピックス一覧》
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遥話§ボイジャー1号は二百四十億kmの彼方 [宇宙]

1977年に発射されたボイジャー1号は、地球から240億kmの宇宙を飛行中だ。そんなボイジャー1号が1990年に撮影した地球の姿がこれ。地球から90億kmからの姿である。

↓Pale Blue Dot
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物にも魂が存在すると考える傾向が強い(?)日本人としては、何もない暗い空間に、ボイジャーがぽつんと、どこへ行くとも知れず飛び続けている様を思うと、つい“寂しいだろうなあ”みたいなあれやこれやを考えてしまう。

そんなボイジャーが太陽系の外から見た地球は、まさに“点”でしかなく、指で弾けば飛んで行ってしまうような存在としか感じられない。

そんな極小の点の中で、おぞましい争いが繰り広げられているということに我々は思い至り、そんな争いがいつになったら果てることかと、為す術なく見ているばかりである。

あるいはボイジャーにしてみたら、そんな地球からいよいよはるか遠く離れて、あるいはほっとしているのかも知れないとは、妄想が過ぎるだろうか。

発射から既に47年経ったが……宇宙の時間に比べれば瞬きですらないのだ。

《歴史のトピックス一覧》
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