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謔話§一日一句~立ち呑みで軽く~ [俳句]

季語は・・・時雨月

宿出れば 角打ちまでの 時雨月

【去年の今日】秋話§吉例顔見世大歌舞伎~仁左衛門の松浦~
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頼話§希薄な帰属意識 [私事]

外面が悪いわけではないが、第三者との間には比較的距離を置いて接していると思っている。

自分自身が持つある部分の意志が強固ではないと感じていて、それゆえ特に強い“磁力”を持ち合わせる第三者から、悪しき影響を受けたくないと考えてのことなのだ。

考えてみれば、七十年の人生の中で、確固とした意志を発揮して物事を動かしたという記憶は少ない。もちろん、ないわけではないけれど、自分の意志らしきものが強烈に発揮されたことを数えるほうが難しい。

最も長く所属した宮仕えの場においても、盲信とか狂信みたいなところとは縁がなく“ほどほど”の世界に身を置いていた。

それこそ、そういう風に処していかないと、自分の精神がもたないと考えていた節がある。

エントリータイトルに“希薄な帰属意識”と書いたが、他の人たちがどのように第三者に対して身の処し方をしているものか……知ってみたいものだ。

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タグ:生活 日常 私事
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直話§“一流”と言われるものを・・・・・・ [クラシック]

結局、残念ながら審美眼のようなものは我が身の中に育ってくれなかった。

世間的にな評価として“これは優れている”と言われるあれやこれやを鑑賞してきたはずなのに、眼の前にあるものの優劣評価が、ほんの少ししか為すことができないのだ。

まあ、それが凄いと感じられるのは“超”と言われるような弩級のパフォーマンスを体験した時くらいなものだし、逆のほうでは、やはり“超”がつくようなトンデモなパフォーマンスでないとひどいとは感じられない。

そして問題なのは、その間に膨大に存在している“どうってことのない”とか“普通の”パフォーマンスなのである。

それらが単に普通で、どうってことのないものなのか、それとも聴く耳がある人間であったら、キラリと光る何かがあると感じ取れるものなのか、そして残念ながら、自分にはそうした感性を持ち合わせていないのだ。どうやらこのまま人生の終わりを迎えそうだ。

そんな“鈍ちん”ではあるけれど、時には全身から“わおー!”と叫びたくなるようなパフォーマンスに出くわすことがあって、2013年だったか、ベルリンのフィルハーモニーで聴いた、ダニエレ・ガッティ指揮のアムステルダムコンセルトヘボウが演奏したプロコフィエフの『ロメオとジュリエット』組曲がそれだった。



アムステルダムで行われた同じ演奏の一部を見つけたので貼っておくが、それはもう、阿鼻叫喚というか“組曲如き”などと、客席で呑気に構えていた我々夫婦を吹き飛ばしたのである……まあこういうこともあるってことだ。

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