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謔話§一日一句~使わなくなって久しく~ [俳句]

季語は・・・冬に入る

冬に入る 祖母の竈は ガス台に

【去年の今日】週話§土曜枯寂~グレゴリオ聖歌は~
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全話§キャッシュレスの効能 [電子マネー]

個人的には電子マネーの利用度は少ないほうだと思う。たぶん交通系パスモと、普段使いのスーパーマーケットの2つで、ほぼ100%を占めているのだ。

時にコンビニでパスモを出して支払いをするのは、単純な話でレジ滞在時間を短くしたいというだけである。

だが、世間の流れは速く、特に若い世代はスマホに仕込んだ電子マネーを自由自在に使っているように見える……そうはいっても今だに現金主流と思われるのが日本社会ではないか。

7年前、オランダのアムステルダムを訪れた時、現金レスが劇的に進行している事実を目の当たりにした。何軒かの店では現金での支払いができずで、クレジットカードか電子マネーのどちらかでしか決済ができなかったのだ。

旅行者としては、オランダで使えるような電子マネーなどは持っておらず、そうした店ではクレジットカードで支払いを済ませたが、なるほどと思ったのは、アムステルダムのような大都会では治安の不安があり、現金の類を店に置いておくよりは、電子マネーで管理したほうが安全であるということに思い至った。

そして、まだまだ現金志向が強い日本であっても、電子マネーへの移行は着実に進みつつある。

《日常のトピックス一覧》
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聳話§音楽がイメージさせるもの~オルガン~ [クラシック]

時折だが、音楽を聴いていて具体的な映像が頭の中に浮かび上がってくることがあるのは自分だけだろうか。

カミーユ・サン=サーンスは19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの作曲家だが、彼の作品に交響曲第3番『オルガン付き』という傑作があってしばしばコンサートで演奏されている。そして、パイプオルガンが前面に出て演奏される“ここ”にやって来ると、いつも同じ映像が見えるのである。



それは、ヨーロッパの大聖堂の柱が建ち並んで見上げているところなのだ。オルガンの分厚い強奏に、弦の合奏がせり上がっていく……それがこれだ。

↓ミュンヘンのフラウエン教会(ウィキペディア)
Frauenkirche,AinmillerSchwindL1020016_(2).JPG

つまりは、こんな映像が頭の中に存在しているのである。音楽と映像とは、あまり関連性がないのだと論じる人は少なくない。だが、人間の深層心理は時として勝手に頭の中で映像を創造してしまうのである。

そしてそれはたぶんフランスの印象派の音楽に顕著に表れる。ドビュッシーのピアノのための映像とか前奏曲集と、作曲者もそのことを意図しての音楽だったりしないでもない。だが、時に表題とは違う映像が頭の中を流れていくことも珍しくはない。

音楽が脳を刺激して勝手に映像を創り出す様は、それはそれでおもしろいものだと思っている。

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