行話§雷乃収声~七十二候~秋分 [七十二候]
秋分の次候“蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)”である。
9月も終わりに近づいて、いよいよ“秋深まる”とはまったく見えない……秋が見えてきてくれない。
秋はどこへ行った? ちょっと前に書いたことだが、今や夏が半年近くで、冬が3か月、春と秋が一か月半ずつという季節構成になってしまったのだ。つまり……
春:3月後半~4月
夏:5月~10月
秋:11月~12月前半
冬:12月後半~3月前半
……ではないか、まあ、極端な話だが。
それでも、世紀が変わったあたりはまだそうでもなかったような記憶だが、この10年ちょっとの間に、地球温暖化が劇的に進行したように感じる。
自分たちの世代が生きている間に、この進行が止まるとか、元に戻っていくとか、そういうことは考えられず、後の世代にツケを残してしまうことは、申し訳ないことだと思う。
《七十二候のトピックス一覧》
9月も終わりに近づいて、いよいよ“秋深まる”とはまったく見えない……秋が見えてきてくれない。
秋はどこへ行った? ちょっと前に書いたことだが、今や夏が半年近くで、冬が3か月、春と秋が一か月半ずつという季節構成になってしまったのだ。つまり……
春:3月後半~4月
夏:5月~10月
秋:11月~12月前半
冬:12月後半~3月前半
……ではないか、まあ、極端な話だが。
それでも、世紀が変わったあたりはまだそうでもなかったような記憶だが、この10年ちょっとの間に、地球温暖化が劇的に進行したように感じる。
自分たちの世代が生きている間に、この進行が止まるとか、元に戻っていくとか、そういうことは考えられず、後の世代にツケを残してしまうことは、申し訳ないことだと思う。
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週話§土曜流転~自分の会社~ [ビール]
某ビール会社に勤めていた高校の同級生がいた。もちろんビールが好きで、呑むのは自社のビールだけという愛社精神の持ち主である。
そんな彼と酒を呑む時は、意識して別のビール会社……自分の好きなブランドのビールを出す店に行っていたが、それはもちろん了解事項だったのだ。たまには他社のビールも呑ませなくてはためにならぬと考えたからだ。
そうして“他社のビール”を一緒に呑みながら考えたことは、これがもしも出版社だったらどうだろうということで、さすがに自社出版物だけを買って済むわけにはいかず、これは愛社精神云々の問題ではない。ビールという嗜好品と出版物とは、よって立つところが違うのは言うまでもないが。
まあ、仮にもしも自社のビールが好きではなかったらどうなっていただろうとは思うけれど(笑
ずいぶん昔に雑誌のインタビューで、オーディオメーカーの社長が登場して「他社の製品も自宅に置かれているんですね」という問いに「どうして?他の会社の製品の性能を知らなくては、自社製品に反映できないでしょ」と答えていて“そのとおりだよなあと”肯いたことを思い出す。
《ビールのトピックス一覧》
そんな彼と酒を呑む時は、意識して別のビール会社……自分の好きなブランドのビールを出す店に行っていたが、それはもちろん了解事項だったのだ。たまには他社のビールも呑ませなくてはためにならぬと考えたからだ。
そうして“他社のビール”を一緒に呑みながら考えたことは、これがもしも出版社だったらどうだろうということで、さすがに自社出版物だけを買って済むわけにはいかず、これは愛社精神云々の問題ではない。ビールという嗜好品と出版物とは、よって立つところが違うのは言うまでもないが。
まあ、仮にもしも自社のビールが好きではなかったらどうなっていただろうとは思うけれど(笑
ずいぶん昔に雑誌のインタビューで、オーディオメーカーの社長が登場して「他社の製品も自宅に置かれているんですね」という問いに「どうして?他の会社の製品の性能を知らなくては、自社製品に反映できないでしょ」と答えていて“そのとおりだよなあと”肯いたことを思い出す。
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