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謔話§一日一句~正岡子規~ [俳句]

季語は・・・獺祭忌

五七五が 形にならず 獺祭忌

【去年の今日】悼話§市川猿翁さん(歌舞伎役者)
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過話§上京五十一年~十六年は一昔~ [東京]

小学校から大学までの就学年数は16年である。大学は現役で入ることができず一浪したので実質17年であるが、まあ16年ということにしておいて……。

『熊谷陣屋』の熊谷次郎直実が「十六年は一昔。夢だ、アァ夢だ」と呟く。彼の呟きは、16歳まで育てた息子の命を差し出してのことなので、比較するような話ではない。

我が16年は、そういうわけで小学校から大学までの16年というだけの話で、大学を卒業して宮仕えを始める時に「ああ、こうして“学びの場”にいるのも終わりか」と、ふと思ったのだ。

16年は長いようでもあり短いようでもあり、そして“学校に行きたくない”といったことを考えることがなかったのは幸いだったが、学校に行くのが楽しくてしかたがなかったというわけでもなかった。

頭の片隅で“たつきの道”だからと思い定めて通過していこうと考えていたようである。

そして今の我が身にとっての十六年前とは、五十代半ばとなって定年退職も視野に入りつつあった勤続30年という区切りの年なのだった。

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纏話§はい、前半すべてカット! [ブログ]

仕事を始めたばかりの新聞記者の話ではなかったかと記憶しているが、仮配属の研修期間中に新聞記事を書くとかいった課題を出されて、テーマに沿った文章を書いたところ……

はい、前半すべてカット!

……と、ダメ出しをされたという、そんなエピソードらしきものを読んだ記憶がある。

いつの頃に読んだものか、とんと記憶はないが、とにかく我が意を得たりとずうっと覚えていて、それをまさに金科玉条のごとくにブログの文章をまとめながら、肝に銘じているのだ。

一つのエントリーを四百字程度でというのも、あっという間に読めてしまうことを念頭にまとめているから、それこそ無駄な前置きのような文章などは不要で、速やかに本筋に入っていくよう心掛けている。

今さら文章がうまくなりたいとか、そんなことは考えもしないが、とにかくわかりやすくわかりやすくと、それだけは常に頭の中に常駐させて心しているつもり。

もちろん、長い文章だからといって、あれこれ引き延ばしたりするようなことは固く戒めて、入れ込みたい情報も過不足なく散りばめてと考えている。

最後にもう一つ、劇作家井上ひさしの言葉を挙げておこう。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」……全部が難しいのだ。

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