締話§酒は辛口・・・・・・ん? [日本酒]
少しくらい甘い日本酒は許容範囲だが、あまり甘過ぎるのは勘弁してくれ。そんな日本酒の嗜好である。
なので世間一般に“辛口”と言われていれば、それで佳しなのだ。ところが、度数の高さについつい惹かれて原酒の類に手を出すと、濃厚なところはいいが全体を支配している甘さに「うへぇ」となってしまう。
だから値段が高くなくても、辛口とあればそれを手に取って買って帰るのだ。ただし、ラベルで“辛口”と謳っていて実際に辛口と“個人的”に感じるのは半分もない。
ずいぶん昔に聞いたことだが、そもそも日本酒に辛口だなどとは存在しない。米で作る日本酒に“辛口成分”などは存在せず、そこから辛口“らしく”醸造するのは相当に難儀なことのようだ。
だから居酒屋などで「辛口!」と指名されても、特に日本酒に拘っている店主にとっては難題と聞こえてしまうのである。どうやら自分的には、コクがあるよりも、さらりとしつつ、しっかり米の存在が感じられる酒が好みらしい。
甘口とか辛口ではなく、すっきりとした淡麗か、こっくりとした濃醇なのか、そうした分類の中から“これ!”だと、自分好みの味わいを探すしかなく、それがまた日本酒への遠い道のりで、半世紀このかた日本酒を呑んできた身にしてみても、自分の好みが何なのか……わかる日が来るのだろうか?
《日本酒のトピックス一覧》
なので世間一般に“辛口”と言われていれば、それで佳しなのだ。ところが、度数の高さについつい惹かれて原酒の類に手を出すと、濃厚なところはいいが全体を支配している甘さに「うへぇ」となってしまう。
だから値段が高くなくても、辛口とあればそれを手に取って買って帰るのだ。ただし、ラベルで“辛口”と謳っていて実際に辛口と“個人的”に感じるのは半分もない。
ずいぶん昔に聞いたことだが、そもそも日本酒に辛口だなどとは存在しない。米で作る日本酒に“辛口成分”などは存在せず、そこから辛口“らしく”醸造するのは相当に難儀なことのようだ。
だから居酒屋などで「辛口!」と指名されても、特に日本酒に拘っている店主にとっては難題と聞こえてしまうのである。どうやら自分的には、コクがあるよりも、さらりとしつつ、しっかり米の存在が感じられる酒が好みらしい。
甘口とか辛口ではなく、すっきりとした淡麗か、こっくりとした濃醇なのか、そうした分類の中から“これ!”だと、自分好みの味わいを探すしかなく、それがまた日本酒への遠い道のりで、半世紀このかた日本酒を呑んできた身にしてみても、自分の好みが何なのか……わかる日が来るのだろうか?
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泡話§石鹸とそのDNA? [日常]
石鹸である。
使い続けてちびてきた小片を、新しい石鹸にのせ、押しつけて合体させる。一度でくっつかなかったら、何度か押しつけていると最後に一体化してくれるのだ。
物にも魂があるかのように考えてしまがちな我々は、石鹸を合体させると、ちびた小片から新しい石鹸に、小片が持っていたDNAが遷(うつ)るなどとあらぬ妄想を抱いてしまう。
いや、DNAが遷るからといって、新しい石鹸を使い始める我々に、何か御利益などがあるはずもないのだけれど、どうもそうしたことを考えたくなるような種族ということか。
写真は、アレポのオリーブ石鹸がちびてきたので、白い石鹸と合体させたもの。使ってしばらく経ったところで見ると、双方がなじんできていることがわかる。
それよりも、眺めた様子が『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる鬼太郎の目玉おやじに見えてきて、ちょっと不気味とも言えなくもないが、この目玉おやじ的遷りは、一度きりのことだった。
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使い続けてちびてきた小片を、新しい石鹸にのせ、押しつけて合体させる。一度でくっつかなかったら、何度か押しつけていると最後に一体化してくれるのだ。
物にも魂があるかのように考えてしまがちな我々は、石鹸を合体させると、ちびた小片から新しい石鹸に、小片が持っていたDNAが遷(うつ)るなどとあらぬ妄想を抱いてしまう。
いや、DNAが遷るからといって、新しい石鹸を使い始める我々に、何か御利益などがあるはずもないのだけれど、どうもそうしたことを考えたくなるような種族ということか。
写真は、アレポのオリーブ石鹸がちびてきたので、白い石鹸と合体させたもの。使ってしばらく経ったところで見ると、双方がなじんできていることがわかる。
それよりも、眺めた様子が『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる鬼太郎の目玉おやじに見えてきて、ちょっと不気味とも言えなくもないが、この目玉おやじ的遷りは、一度きりのことだった。
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