週話§日曜流転~スニーカーと私~ [アメリカ]
1969年、アメリカのウッドストックで50万人の聴衆を集めて3日間の野外コンサートが行われた。
そんなウッドストックの映像を眺めていて気がついたのは、スニーカー度が極めて低いというか、映像を見た範囲では、ほとんどスニーカーなど履いている人間はいなかった。特に男たちは、あの西部劇に出てくるようなブーツだったり、革靴の類。スニーカーといっても、布製のズックみたいなやつを履いているのがせいぜいだったのである。
記憶をたどってみれば、アメリカでスニーカーが広がりを見せたのは70年代に入ってからのことで、ニューヨーカーたちが、通勤するのに革靴ではなくスニーカーでオフィスまで行って履き替えていたのだ。
そんな流れで、スニーカーで出勤するようになるまでにそれほど時間はかからなかった。スーツにネクタイではなく、ジーンズOKというカジュアルな出社形態だったので、80年代にはどこに行くのもスニーカーだった。
そうして世紀が移った今、街行く人々の足元の大多数はスニーカーであることに思い至る。それは何より、万一のことがあった時に対処しやすいという事情も大きいかもしれない。
《歴史のトピックス一覧》
そんなウッドストックの映像を眺めていて気がついたのは、スニーカー度が極めて低いというか、映像を見た範囲では、ほとんどスニーカーなど履いている人間はいなかった。特に男たちは、あの西部劇に出てくるようなブーツだったり、革靴の類。スニーカーといっても、布製のズックみたいなやつを履いているのがせいぜいだったのである。
記憶をたどってみれば、アメリカでスニーカーが広がりを見せたのは70年代に入ってからのことで、ニューヨーカーたちが、通勤するのに革靴ではなくスニーカーでオフィスまで行って履き替えていたのだ。
そんな流れで、スニーカーで出勤するようになるまでにそれほど時間はかからなかった。スーツにネクタイではなく、ジーンズOKというカジュアルな出社形態だったので、80年代にはどこに行くのもスニーカーだった。
そうして世紀が移った今、街行く人々の足元の大多数はスニーカーであることに思い至る。それは何より、万一のことがあった時に対処しやすいという事情も大きいかもしれない。
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