SSブログ

謔話§一日一句~ちょいと糖分補給~ [俳句]

季語は・・・みつ豆

みつ豆や 和風喫茶は 五人待ち

【去年の今日】週話§日曜枯寂~もっぱら最近は銀行関連~
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

莢話§枝豆とビール [枝豆]

揚げ物とビール、餃子とビール……それらはすべて温かい料理だが、冷製で最強といえば、枝豆にとどめを刺すことに異論のある人間はいないだろう。

まさに枝豆こそ、呑み助に遣わされた“天の配剤”ではないか。今年我が家では、6月に入った頃からスーパーに並び始めた各地の枝豆を茹でて楽しんできたが、個人的な本命は群馬の天狗枝豆がイチ推しである。それは、何より実入りがグラマラスで、食感にボリュームがあって、満足感が高いのだ。

それに比べると、味わいはあるのだろうが、だだちゃ豆などは、少しばかり実入りが貧弱と感じられる時があって、やはり天狗に軍配をあげてしまう。何というか、食べ応えあるのは圧倒的に天狗枝豆のほうだと思うのである。

そして、やはり夏らしいビールの肴として揺るぎない地位を占めているということか。

以前は鍋一杯の湯を沸かして茹でていたが、何年か前からは、フライパンに両端を切った枝豆を並べて水をひたひたに張り、軽く塩を振って4分ほど、湯が蒸発する頃合いまで茹でてやるのが簡単で佳き。

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

華話§藤山直美『はなのお六』七夕喜劇まつり [舞台]

東京の最高気温が35度を超えた猛暑の土曜日、朝から新橋演舞場に行ってきた。お目当てはもちろん直美ちゃんである。

七夕喜劇まつり.jpg

それにしても暑かった。地下鉄東銀座の駅から地上に出たら、容赦ない陽射しに、思わず持っていた雨用の折り畳み傘拡げてしまったくらい。そして、七夕喜劇まつりもこの日と翌日の千秋楽を残すばかり。

開演11時の一本目は『唐木の看板』という一時間足らずの舞台。江戸と大坂それぞれに住む許婚が東海道をすったもんだの揚句、めでたしめでたしとなるのだが、直美ちゃんは出ず、歌舞伎から市村萬次郎、中村亀鶴、澤村宗之介といった面々が登場したのだが、どうもこの日の客席は、歌舞伎役者である彼らを知らないような反応で、軽いジャブが飛んできた程度で終わった。

休憩後『はなのお六』で藤山直美をたっぷりと堪能。奈良の吉野から一旗揚げようと江戸にやって来たお六が、類稀な嗅覚を活かして行方知れずになっていた三つ葉葵の白旗を見つけ出して出世するという話。結末あたりについては突っ込みたくならないでもないが、そこは喜劇ということで。

脇を萬次郎、亀鶴、宗之助たちが囲んだことで、舞台が締まり、直美ちゃんの奔放な芝居が炸裂……理屈不要でしっかりと笑わせてもらいました。

芝居に対しての反射神経の鋭さが、台詞にも所作にも完璧に活かされて、何というか“天才肌”だよなあとしみじみ。

終演は14時、劇場から出れば陽盛りの午後であった。

《歌舞伎のトピックス一覧》
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog