廻話§緑の海の街の今 [日常]
開発が始まって半世紀になろうとする我がエリアである。元々は田畑と林のエリアだったが、開発によって大規模団地が建ち、地域ごとに学校や商店街が設備された。
そうして、その当時の写真を見ると、団地や小学校などの周囲にはようやく植栽が施されたばかりで、あたかも禿山の如く、直射日光に当たりっぱなしだし、寒い北風は吹き放題の荒涼とした世界だったことに驚かされたのだ。
そんな地域も40年経てば、木々は成長して鬱蒼とした緑の海が出現し、まさに緑蔭都市の名にふさわしいと言えるまでになったのである。
確かに、地域が誕生して以来住み続けてきた人たちには高齢化が進み、死を迎える人も増えてきた。そうして町もまた相応に老いていっているのだが、何よりかけがえがないのが、そうして淡々と成長を続けてきた緑の木々たちなのだ。
もちろん、半世紀も経てば元気だと思われていた木々も老木となり、中には病気になって朽ち果て、春になると咲き誇って楽しませてくれていた桜の木も気がつくと切られてなくなってしまっていたりする。
半世紀という月日は様々な営みを繰り返しつつ、成長から喪失、そして再生へと連なっていくということだ。
《日常のトピックス一覧》
そうして、その当時の写真を見ると、団地や小学校などの周囲にはようやく植栽が施されたばかりで、あたかも禿山の如く、直射日光に当たりっぱなしだし、寒い北風は吹き放題の荒涼とした世界だったことに驚かされたのだ。
そんな地域も40年経てば、木々は成長して鬱蒼とした緑の海が出現し、まさに緑蔭都市の名にふさわしいと言えるまでになったのである。
確かに、地域が誕生して以来住み続けてきた人たちには高齢化が進み、死を迎える人も増えてきた。そうして町もまた相応に老いていっているのだが、何よりかけがえがないのが、そうして淡々と成長を続けてきた緑の木々たちなのだ。
もちろん、半世紀も経てば元気だと思われていた木々も老木となり、中には病気になって朽ち果て、春になると咲き誇って楽しませてくれていた桜の木も気がつくと切られてなくなってしまっていたりする。
半世紀という月日は様々な営みを繰り返しつつ、成長から喪失、そして再生へと連なっていくということだ。
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自話§オートマチック車 [自動車]
運転免許を取得した当時はマニュアル車教習しかなかったので、マニュアル免許を持っている。だが、教習していた時からオートマ車に乗ろうと決めていたのだ。
免許を取って車を購入しようと考えカタログを眺めたら、まずマニュアル車が出てきて、次にオートマ車が、そして価格もオートマのほうが高かった。
だが、オートマ車に乗ると決めたのは、日本の道路を運転するには明らかにオートマ車のほうが適していると考えたからだ。特に都市部に関して、道は狭いし、信号の数が半端なく多く、停まったり走ったりを頻繁に繰り返さなくてはならず、いちいちクラッチワークをしてギアチェンジをするのが煩わしいと考えたからだ。
1980年代前半でオートマ車の普及率は40%ほどだったようだが、これが80年代後半から爆発的な普及率となり、あれこれ調べてみたところ、10年前にはオートマ車の普及率が98%と、これはもう“特別な”車を除けば、日本の道路を走っている車のほぼ100%がオートマ車ということになる。
そんなマニュアル車優位の世界がヨーロッパなのだと思っていた。決心してドイツやオーストリアでレンタカーを運転した最初は2002年のこと。当時はネットで予約するのに、マニュアルかオートマかの選択はできず、くどいくらいにオートマ車を出してくれとお願いをしていたのだ。
それが、いつの頃だったか、2010年頃あたりと記憶するが、ネットから簡単にリクエストして希望通りに出てくるようになった。その頃のヨーロッパにおけるマニュアル車の比率は70%ほどもあったのだが、最近の調査ではそれが逆転して、オートマ車が70%を超えたのだという。
ヨーロッパにおいてマニュアルの比率が高かったのは、町中はともかくも、郊外に出れば信号などはほとんどなく、ギアチェンジする必要もなく長距離を走れたりしたからではないかと想像しているのである。
《ドライブのトピックス一覧》
免許を取って車を購入しようと考えカタログを眺めたら、まずマニュアル車が出てきて、次にオートマ車が、そして価格もオートマのほうが高かった。
だが、オートマ車に乗ると決めたのは、日本の道路を運転するには明らかにオートマ車のほうが適していると考えたからだ。特に都市部に関して、道は狭いし、信号の数が半端なく多く、停まったり走ったりを頻繁に繰り返さなくてはならず、いちいちクラッチワークをしてギアチェンジをするのが煩わしいと考えたからだ。
1980年代前半でオートマ車の普及率は40%ほどだったようだが、これが80年代後半から爆発的な普及率となり、あれこれ調べてみたところ、10年前にはオートマ車の普及率が98%と、これはもう“特別な”車を除けば、日本の道路を走っている車のほぼ100%がオートマ車ということになる。
そんなマニュアル車優位の世界がヨーロッパなのだと思っていた。決心してドイツやオーストリアでレンタカーを運転した最初は2002年のこと。当時はネットで予約するのに、マニュアルかオートマかの選択はできず、くどいくらいにオートマ車を出してくれとお願いをしていたのだ。
それが、いつの頃だったか、2010年頃あたりと記憶するが、ネットから簡単にリクエストして希望通りに出てくるようになった。その頃のヨーロッパにおけるマニュアル車の比率は70%ほどもあったのだが、最近の調査ではそれが逆転して、オートマ車が70%を超えたのだという。
ヨーロッパにおいてマニュアルの比率が高かったのは、町中はともかくも、郊外に出れば信号などはほとんどなく、ギアチェンジする必要もなく長距離を走れたりしたからではないかと想像しているのである。
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