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謔話§一日一句~京都祇園祭~ [俳句]

季語は・・・長刀鉾

千年を曳きて 長刀鉾の旅

【去年の今日】練話§京都祇園祭・・・・・・本日山鉾巡行
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行話§鷹乃学習~七十二候~小暑 [七十二候]

小暑の末候“鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)”である。

祇園祭の山鉾巡行の日である。1966年に前祭と後祭を合体させて巡行を行うようになっていたのだが、山鉾が33基まで増えて巡行時間が長くなったことで2014年から元に戻し、今は前祭23基、後祭10基で行われるようになった。

だから1977年に一度だけ巡行を見た時は前と後が合わさっていたのである。ただ、同じ場所にいて巡行を眺めていたのではなく“京都所司代”が籤改めをするところから始まって、四条河原町角の辻廻しなどなど、それぞれの場所での様子を眺めて歩いたのだ。

梅雨が明けた盆地京都の暑さは半端ではなかったが、大学生の頃の体力ゆえ祇園祭を堪能し尽くすことができたのである。

今の自分がその場にいたら、必死になって日陰を探しまわっているだろう。

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申話§七月大歌舞伎~三番叟?~ [歌舞伎]

七月大歌舞伎夜の部『裏表太閤記~千成瓢薫風聚光~』を観てきた。1981年に三代目猿之助が上演した舞台を大幅改訂しての再上演。

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うーん……おもしろかったか、楽しんだかと聞かれたら首を傾げてしまう。第一幕は光秀の本能寺謀反、第二幕は秀吉の高松城水責め、それぞれにまつわる舞台で、一応の歴史的経緯は頭の中に入っていたので何とかなったが、さて、芝居としての完成度がどうかと聞かれたら、首を縦に振ることはできない。

時代物として観るなら台本が薄くて全体に厚みが感じられず、先を見通しにくく、捉えどころがないと感じてしまった。三幕それぞれが1時間、1時間20分、50分と長く、もう少し台本を刈り込めばテンポ感のある舞台になってくれたのではないか。

さらに……第三幕が孫悟空登場という意味不明なと思いきや、何ことはない猿と呼ばれていた秀吉から引っ張ってきたという強引さに加えて、三幕後半は、夢から醒めた秀吉が、三番叟を踊るという意味不明な幕切れ。

力技と言えなくもないが、記憶に残っている見せ場が、本水と宙乗りでは、いささかな企画倒れではなかったか。

幸四郎の秀吉、染五郎の鈴木孫市、白鸚の大綿津見神、松也の光秀、ほか。板付きで登場の白鸚は、さすがに老いが目に立つ。それに比べて94歳の寿猿が舞台上を動き回って、台詞もはっきり聞こえてきたのは驚異的である。

追記:七月大歌舞伎は、昼夜とも宙乗りがあって、さすがに「食傷した」とお冠なのは、某演劇評論家の今月の歌舞伎評

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