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週話§日曜流転~夏休み~ [夏]

この日から小学校や中学校の夏休みが始まっていた。

楽しみといえば楽しみ。一学期の終業式に渡された“夏休みの友”なる一冊の宿題帳の大半を一週間か10日で片付けつつ、毎日遊びまわっていたのだ。

まずは、小学校に付属していたプールで泳いでした。6学年1000人を超えるような児童数だったから、2学年ずつに分けて3交代でプールの時間を設定していたのである。

それこそ家にいるのがもったいないくらい遊びまわっていた。自転車を走らせて、町外れを流れる川まで行くのだが、川で泳ぐのは要注意であると、夏休み直前に危険箇所を表示した注意書きが毎年配られていた。

そんなこともあって、小学生、中学生が川で泳ぐことはほとんどなく、年長者が泳いでいたくらいか。

8月に入ると、3日間続く祭りが行われる。大通りが歩行者天国になって、町内ごとに屋台が設置されて盆踊り大会が繰り広げられる。そんなこんなで夏休みの日々は過ぎていき、8月25日が夏休みの終わり……東京地域の夏休みは8月一杯と聞いて、なぜ北関東のあたりは一週間近く短いのかと釈然としない思いを抱えながら二学期の始業式に向かうのである。

《日常のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~太平洋に突き出して~ [俳句]

季語は・・・白南風(しらはえ)

白南風や 犬吠埼は 天下なり

【去年の今日】連話§ワタシの酒肴[175]とんかつ
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週話§土曜流転~レモンサワー~ [酒]

夏真っ盛りになると呑みたくなるのがレモンサワーである。今は缶入りのサワーがあれやこれやと売られていて、何にしようか目移りしてしまうのだ。

選ぶ基本は、無糖でアルコール度数やや高めと決めている。甘いサワーも、呑み口はいいが、缶1本を呑むと飽きてしまいそうになる。それに、甘いサワーは料理には合わない。

サワーを口にするのは、真夏日とか猛暑日を記録するような、身も蓋もない暑さの日。ビールもいいが、風呂上りにキュー!っと水分補給よろしく一気に呑みほしたくなる。

まあ、ビールもサワーもぐびぐびと気持ちよく呑む類のアルコール飲料だから、それでいいのだが。

ただ、酒量が減ってきてしまっている我が身とて、サワーを一気に呑んでしまったその後には、一合半の日本酒が残っているので大切に呑まなくてはならないのだ。
 
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謔話§一日一句~家に帰ってみれば~ [俳句]

季語は・・・二重虹

虹二重 宅急便の 不在票

【去年の今日】索話§スマホが変えた旅行の形
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呟話§一言つぶやき~世襲はやめろ~ [つぶやき]

政治家、特に自民党の政治家たちの劣化が殊の外激しい、大きな原因は……

……彼らが疑いもせずに世襲を繰り返していることにあって、それはもう、目を覆うばかりでしかないが、さすがに法律で世襲禁止を打ち出せないのであれば、最低限親と同一選挙区での立候補については禁止して“国替え”で立候補させるのがせめてもの抵抗案ではないだろうか。

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再話§カーオーディオに首をひねる [ドライブ]

2018年、いつものとおりにミュンヘン空港でレンタカーをピックアップし、向かったのはオーストリアのインスブルック。

いつものとおり、お気に入りの音楽をCDに焼いたりしてドライブしながら楽しむのだ。空港を出てアウトバーンに入ったところで、そろそろ音楽でもと助手席でCDを用意していた同居人が「あれっ?!」と声を上げた。

「CDプレイヤーがない!」と言うのだ。何となく予感めいたものを抱きつつ直近のサービスエリアにたどり着いてオーディオをチェックすると、間違いなくCDを再生する装置が存在していなかったのだ。とすると、取るべき道は一つしかない。

それで運転席付近を見回すとUSBを差し込むコンセントを見つけた。そしてオーディオの電源を入れると、外部メディアから再生しろという画面表示を見つけて、やれやれとiPadを接続したのだ。

DSC04995.JPG

早晩、そうした流れになるだろうとは思っていたが、まさか旅行中に現実を見ることになるとは思いもしなかった。こうした動きは、日本以上に欧米のほうが圧倒的にスピード感がある。

かくして無事にカーオーディオから音楽が流れだした……異国を走る車の中で聴く中島みゆきの歌声は、また一味も二味も違うのだ。

《海外旅行のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~商売繁盛~ [俳句]

季語は・・・打ち水

打ち水をして 盛り塩の小料理屋

【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2023年7月18日付~
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別話§終活のおはなし~人は誰も~ [終活]

[承前]

若い人間がよく“長生きなんかしたくない……”云々みたいな言葉を発して先行きについての政(まつりごと)など考えても無駄と言い放つのを聞くが、残念ながらよほどのことがない限り、人間は七十、八十を超えても、寿命が「うん!」と言わない限りは生き続けることになっている。

そうなった時に、若い頃に発した無責任とも思える言葉の何と虚しいことかと、眼の前の現実を思い知ることになるだろう。

可能性がある以上は、自分自身の何十年か先のことに思いを馳せることは、あながち無駄なことではないはずだ。

死なない人間はいない。だが、生きる前提で物事を考えていかないと、結局どん詰まりになって、しょぼくれたニヒリズムばかりが悪目立ちすることになる。

“楽天的であれ”とも“悲観的であれ”とも言うつもりはなく、自分の行く末くらいは、斜に構えることなく正面から真っ直ぐ見据えてやることが必要ではないかと思うのだ。
                               [続く]

《老化のトピックス一覧》
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餉話§献立を決める [日常]

朝昼の“簡単な”食事担当である。何度も書いているように、コーヒーを淹れたり、昼はレトルトを活用してという……定年退職以来こんな形に定着したようだ。

夕食は同居人が作ってくれる。基本はメイン+2、3品。問題はメインなのだが、昼頃からメインをどうするか頭を悩ませてしまう。何が食べたいのか自分で考えなくてはならないのである。

基本は、週一で届く宅配野菜を材料に、そこから主菜やら副菜を作ってくれるのだが、問題はメインをどうするか。

一番簡単なのは、肉と野菜を合わせてというもの。例えば豚肉とキャベツを炒めたり、卵とほうれん草を炒めてみたり。

宅配野菜があるうちはいいが、そのネタが尽きるとさらに頭をひねることになってしまう。献立に窮してしまった時は、それが休肝日であれば、いっそのこと!と、納豆に漬物とかでお茶を濁すことも辞さないのだが。

それにしてもと思うのは、食べる量が減ったことである。結婚して42年……二十代の食欲と古稀間近の食欲はまったく違う。腹が減っているのは同じようなものだが、若い頃に食べられた量の三分の二かその程度でギブアップする老体なのである。

《私事のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~京都祇園祭~ [俳句]

季語は・・・長刀鉾

千年を曳きて 長刀鉾の旅

【去年の今日】練話§京都祇園祭・・・・・・本日山鉾巡行
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行話§鷹乃学習~七十二候~小暑 [七十二候]

小暑の末候“鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)”である。

祇園祭の山鉾巡行の日である。1966年に前祭と後祭を合体させて巡行を行うようになっていたのだが、山鉾が33基まで増えて巡行時間が長くなったことで2014年から元に戻し、今は前祭23基、後祭10基で行われるようになった。

だから1977年に一度だけ巡行を見た時は前と後が合わさっていたのである。ただ、同じ場所にいて巡行を眺めていたのではなく“京都所司代”が籤改めをするところから始まって、四条河原町角の辻廻しなどなど、それぞれの場所での様子を眺めて歩いたのだ。

梅雨が明けた盆地京都の暑さは半端ではなかったが、大学生の頃の体力ゆえ祇園祭を堪能し尽くすことができたのである。

今の自分がその場にいたら、必死になって日陰を探しまわっているだろう。

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申話§七月大歌舞伎~三番叟?~ [歌舞伎]

七月大歌舞伎夜の部『裏表太閤記~千成瓢薫風聚光~』を観てきた。1981年に三代目猿之助が上演した舞台を大幅改訂しての再上演。

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うーん……おもしろかったか、楽しんだかと聞かれたら首を傾げてしまう。第一幕は光秀の本能寺謀反、第二幕は秀吉の高松城水責め、それぞれにまつわる舞台で、一応の歴史的経緯は頭の中に入っていたので何とかなったが、さて、芝居としての完成度がどうかと聞かれたら、首を縦に振ることはできない。

時代物として観るなら台本が薄くて全体に厚みが感じられず、先を見通しにくく、捉えどころがないと感じてしまった。三幕それぞれが1時間、1時間20分、50分と長く、もう少し台本を刈り込めばテンポ感のある舞台になってくれたのではないか。

さらに……第三幕が孫悟空登場という意味不明なと思いきや、何ことはない猿と呼ばれていた秀吉から引っ張ってきたという強引さに加えて、三幕後半は、夢から醒めた秀吉が、三番叟を踊るという意味不明な幕切れ。

力技と言えなくもないが、記憶に残っている見せ場が、本水と宙乗りでは、いささかな企画倒れではなかったか。

幸四郎の秀吉、染五郎の鈴木孫市、白鸚の大綿津見神、松也の光秀、ほか。板付きで登場の白鸚は、さすがに老いが目に立つ。それに比べて94歳の寿猿が舞台上を動き回って、台詞もはっきり聞こえてきたのは驚異的である。

追記:七月大歌舞伎は、昼夜とも宙乗りがあって、さすがに「食傷した」とお冠なのは、某演劇評論家の今月の歌舞伎評

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謔話§一日一句~京都祇園祭~ [俳句]

季語は・・・宵山

宵山や 焼山町の 時間軸

【去年の今日】週話§日曜枯寂~耳掃除の顛末~
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過話§備忘録的な何か~2024年7月16日付~ [備忘録]

7月10日……同居人から「勉強部屋で“G”が活動していた……みたい」と目撃報告を受けた。Gとはすなわち“GKBR”のことである。もう何年も出現していないので油断していたが、この暑さゆえいないはずはないと考えるのが当然で、早速に出現したと思しきあたりにトラップを仕掛けた。

7月11日……午前中に車を車検に出した。今年で免許取得からちょうど40年というキリ番、4台目の愛車は丸11年となり、再来年からは自動車税が1割アップとなる。

そして年齢に伴う車との別れも近づきつつあって、はてさてこの先どのようなタイミングでバイバイすることになるものか。いずれにしてもあと数年で手放すことになるだろう。

7月12日……そうしたら、捕捉されていたのだ。姿らしきものが目撃された以上は、しかるべく行動を開始しなくてはならない。GKBRホイホイにかかっていたのは、とりあえず中サイズが一匹。

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もちろん、一匹だけでめでたしめでたしなどとはゆめゆめ思ってはいない。一匹いれば三十匹という言葉があるように、まだまだあちこちに潜んでいるのは間違いない。

7月12日……早い夕方に車検完了した車を受け取りに行ってきた。これまでの走行距離は1万4千km。年間1000kmちょっとしか走っていないのだ。

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戯話§すっかり漫画も読まなくなって [漫画]

いや、読んでいないわけではない。細々ではあるが『三月のライオン』は、新刊がなかなか出てくれず、待ち遠しく感じている作品だったりするくらいだけれど。

だが、それくらいで30年、40年前のような、色々と読んでいたのに比べれば激減しているのは間違いない。それくらい、その頃はマメにあれやこれやと読んでいたのだった。

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一番のご贔屓は、四コマ漫画の巨匠いしいひさいちで、これはもう最初期の『バイトくん』にはじまって『がんばれ!!タブチくん!!』さらに『ワイはアサシオや』そして、朝日新聞朝刊に連載されている『となりの山田くん』から『ののちゃん』に至るまで、ほぼ一通り読んだはずだ。

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彼の絶頂期は爆発的なギャグの連打で、ページを繰るごとに爆笑させられていたのだった。それがさすがの巨匠もすっかり落ち着いてしまったようで、今の『ののちゃん』に、往年のナンセンスの切れ味を見ることはない。振り返れば、いしいひさいちとのつきあいも、間もなく半世紀を迎えるわけで、もはや老境の人になってしまった。

その他にはというと、はるき悦巳の『じゃりン子チエ』は単行本を全巻所有して最初から最後まで見届けた。この漫画を読んでいた時に、キャラクターが作者の手を離れて勝手に動き出す様を目のあたりにしたのである。

↓このあたりが絶頂期か
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とはいえ、60巻を超える長編の連載を続ける中で、そんな頂点は30巻あたりのことで、40巻とか50巻を過ぎる頃には、ほとんど惰性としか感じられなくなってしまったが、ある意味で漫画が持ち得るパワーの奥深さをを思い知らされた作品だった。

《漫画のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~冷酒を一口~ [俳句]

季語は・・・涼し

涼し涼し シラスおろしの 辛さかな

【去年の今日】週話§土曜枯寂~我が宗教なるもの~
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告話§ビッグイシュー483号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー483号は7月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ベネディクト・カンバーバッチが表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー ベネディクト・カンバーバッチ

リレーインタビュー  鈴木徹(陸上競技選手)

特集 海洋生物国の小さな水族館

日本の近海には世界の海洋生物の15%が生息し、水族館の数も100を超え世界一。多くの水族館が大型化する中、その対極には小さいけれどアットホームで愛される水族館があります。

愛知県蒲郡(がまごおり)市にある「竹島水族館」はその一つ。約450種のうち140種が地元で水揚げされる深海生物で、その展示数は世界一を誇ります。一時、入館者数が年間12万人に激減しましたが、地元産の「タカアシガニ」などを「さわりんプール」に入れ、さわれる水族館にしたことなど、ユニークなアイデアが実って、2019年には47万人を達成。

もう一つは、高知県室戸岬に立つ「むろと廃校水族館」。元小学校の校舎を生かしたプールには、地元の漁師さんから譲り受けたウミガメが泳ぎ、手洗い場や跳び箱も水槽になった。開館した18年の入場者数は17万人を記録し、今も好調で賑わっています。

竹島水族館の小林龍二さん(館長)、戸舘真人さん(副館長)、むろと廃校水族館の若月元樹さん(館長)に、それぞれの水族館の魅力を聞きました。

[国際記事]
ドイツ「スポーツ賭博」合法化の波紋

ガザ支援デモ。反戦を叫び続ける大学生たち

[世界短信]
滝田明日香のケニア便り
      絶滅危惧種クロサイ、個体識別に「ライノ・イアノッチング」

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
                 バイデン氏とトランプ氏、最大の違い

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
           友人が占いにはまっています☆トッピングカレー☆

池内了の市民科学メガネ 難聴は認知症を促進する?

販売者に会いにゆく オーストリア『アプロポ』アラウイ

表現する人 文字と情景が交わる視覚詩をつくりたい 大谷陽一郎
                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》
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呆話§トロイの木馬に騙されるな! [パソコン]

5月のある日、ネットを閲覧していて、どうということもなく、クリックしても問題などありそうもないリンクをクリックしたところ、それは突然……

キタ――――――(゚∀゚)――――――!!
IMG_474.JPG
キタ――――――(゚∀゚)――――――!!

……来たのである。はい「あなたのコンピューターはトロイの木馬に感染しましたよ」と、自らをウィンドウズのサポと称する“脅し”のメッセージがご覧のように麗々しく並んだのである。

そしてご丁寧に電話番号が3か所に記載されている。フリーダイヤルなのかと思えば“(0101)86699-”とあって“010”は国際電話“1”はアメリカではないか。そして続く“866”は、着信課金電話番号というものらしいと判明。

パソコン通信からインターネットと合わせて30年超の経験は伊達ではない。こちとら、すべて調べ済みなのだよ。経験者談がネットのあちこちにあって曰く「泡を喰って、記載されている電話番号に掛けたところ、怪しい日本語のウィンドウズサポだと称する外国人と思しき人間から“駆除するには、コンビニでプリペイドカードを買って、そのIDをお知らせクダサイ”とか、金品を要求された」と言うのだ。

↓こんなのに騙されたらいけません!


当たり前だが、ウィンドウズのサポセンが金なんか要求するものか!であるが、気が動転している“被害者”ゆえ、相手の言うがままにプリカを買ったり、銀行から送金してしまう……これぞまさに相手の思うツボなのである。

もちろん、ウイルスなどに感染などしておらず、単純な解決法ではあるが、電源ボタンを長押しして“強制終了”させればいいだけ。1分ほどしてから再起動すれば通常の画面に戻るはずですよ。

《インターネットのトピックス一覧》
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謔話§一日一句~貴景勝の十五日~ [俳句]

季語は・・・夏場所

カド番は 九度目夏場所 崖っぷち

【去年の今日】定話§大学の学部選び
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週話§日曜流転~パリ祭~ [フランス]

1789年7月14日、パリの民衆がバスティーユ監獄を襲撃し、フランス革命が勃発した日である。

それを日本ではなぜか能天気に過ぎるとしか思えない“パリ祭”だなどとはいったい誰が名付けたか。もっと血腥(ちなまぐさ)い日であるはずなのに。



翻ってフランスでは、シャンソンの歌詞の中に、そんなフランス革命のエピソードが登場する。フランシス・レマルクがイヴ・モンタンのために作った『À Paris(パリで)』がそれだ。4分ほどの歌の最後に出てくる歌詞は……

パリでバスチーユを俺たちが占拠して以来
あちこちの大通りや十字路に男たちがいて女たちもいて
舗道の上を昼も夜も絶えず巡り巡る

……まさにシャンソンがシャンソンたる、フランスのエスプリを具現化しているようではないか。

《フランスのトピックス一覧》
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謔話§一日一句~一瞬目覚めたが~ [俳句]

季語は・・・夏掛け

夏掛けが はだけたままに 二度寝かな

【去年の今日】鳥話§ホーホケキョ!~ウグイス鳴く~
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週話§土曜流転~カメラ傾く~ [デジタルカメラ]

体幹が狂っているのかどうか、写真を撮って見返してみると、左に傾いていることが珍しくない。もちろん、きちんと水平がとれている写真もあるけれど、ひょっとしたら半分以上は傾いているのではないかと思うほどである。

KEN00595.JPG

だからせっかくいい感じで撮れているのに、傾いてしまっているので、残念な結果になってしまう。

↓修正してみたが
KEN00595 - コピー.JPG

もちろん最近はパソコンの機能を使って、簡単に水平は修正できたりする。だが、修正できても何となくしっくりしないし、何がなし後ろめたいものを感じるのだ。

今使っているカメラのファインダーには、水平垂直のグリッドが装備されているから、慌てずに構えればきちんと水平はとれるはずなのに……。

カメラを手にして半世紀“腕前”はそんなあたりで止まったままである。
 
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謔話§一日一句~尾瀬ヶ原のポイント~ [俳句]

季語は・・・緑雨

ひと独り 竜宮尻は 緑雨かな

DSC03797.JPG

【去年の今日】逍話§最後の登山靴
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行話§蓮始開~七十二候~小暑 [七十二候]

小暑の次候“蓮始開(はすはじめてひらく)”である。

「ふぅ、暑いですね」
「夏……やんけ」

という他愛ないが、何がなし含蓄がありそうだと思えるのは、とある漫画の一場面に出てきた会話である。

KEN00584.JPG

写真は尾瀬ヶ原で撮影した“ヒツジグサ”で、これはハス科ではなく、スイレン科に属していて、7月頃から9月くらいまでは池塘の主となって人々の眼を楽しませてくれるのだ。

暑さもいよいよ本番。そして尾瀬は花の季節真っ盛りである。

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暮話§山坂の町~半世紀が過ぎた今~ [東京]

ニュータウンと呼ばれ続けてきた多摩丘陵の我が家のあたりである。入居が始まって半世紀が過ぎた。かつての写真を見ると、新しい建物の周囲がはげ山の如くだったことに驚かされる。それが今は、鬱蒼とした緑の森の海に建物が埋もれて見えるまでになったのだ。げに、半世紀の歳月よではないか。

そんな町の構造は、いくつかの丘陵とその間の谷筋とか存在していて、基本的には、丘陵の上に団地群が建設され、谷筋に鉄道や幹線道路を走らせるという立体的なものである。

団地群を縫って遊歩道が整備され“歩車分離”が実現している。だが、そうはいっても、丘陵の上から谷筋まで上り下りしなくてはならない。入居が始まった半世紀前に三十代、四十代だった初期の住民たちは八十代以上と高齢化が進み、坂や階段がしんどくなってきてしまった。

さらにエレベーターの設置不要な5階建ての団地だらけで、高齢化による懸念が現実として突き付けられているのだ。山坂と階段の合わせ技で、外出もままならなくなってしまった高齢者も少なくはない。

そして、入居したころは盛況だった地域の商店街は活況を失ってしまった。中には新しい試みで商店街を生き返らせたりもしている。そうした試みの源は新しく若い世代の住民たちで、彼らの力を頼ることで少しでもで活性化が進んでくれることを期待する。

《東京のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~京の鴨川増水~ [俳句]

季語は・・・五月川

飛び石や しばし渡れぬ 五月川

【去年の今日】優話§有給休暇三昧
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別話§終活のおはなし~継ぐものは~ [終活]

[承前]

商売でもやっていたのだったらともかく、しがない公務員だった父親から、物的な何かを引き継いだなどということは一切ない。

そもそも“後を継ぐ”などという言葉など何の意味も為さないような家庭環境だったのだから、まあそんなものである。そして、子どもを持たなかったので、先々に引き継いでもらう存在もなく、持てる物はしかるべくどこかへと散逸していくことになりそうだ。

KEN05081.JPG

自分なりに気に入って集めたヨーロッパの銅版画古地図は10点ほどになっていて、ささやかなコレクションとして壁を飾っている。だが、そうして集めたものも、我々の死後の行き先を考えてやらなくてはという時期が近づいてきたと感じる。

ではいつに?と思っても、そのタイミングがわからない。せっせと買い集めはしたけれど、自分がこの世から消えた時点で、それらは自分のものではなくなる……金を払って購いこそしたけれど、実は永遠の所有などあり得ず、生きている間だけの“借り物”であったことに気がつくのだ。
                               [続く]

《老化のトピックス一覧》
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執話§会社にしがみつく [私事]

転職を煽るコマーシャルがテレビであれネットであれ氾濫しまくっている。そんなにも転職需要があるものかと変な感心をするが、だからといって終身雇用のシステムがぐらついているようなところは見受けられない。

ただし、正規雇用ではない派遣労働の比率は明らかに高まっているようで、雇用不安は顕著に存在しているように思われる。そのあたりが、転職サイト華やかなりしというところか。

20世紀、あるいは昭和という時代は、大学を曲がりなりにも卒業すれば、普通に正社員という道が眼の前に広がっていた。そうした風潮が当たり前だったから、そのとおりに就職を果たした。

その先、入社してしばらくは、会社次第、会社任せの年月が続いた。幸いにして社業が順調だったこともあって、自分の行く末を会社頼みにしたのは無理からぬところだっただろう。

そんな中、同期として入った男性社員の何人かは転職を試みた。元々が映画マニアだった一人は、映像の仕事をやりたいと、テレビ局の中途入社試験に合格して移っていった。

そこまでして是が非でもやりたい仕事があったわけでもなかったから、結局転職など考えもせぬまま定年退職まで居続けたのだ。まあ、転職するほどの山っ気があったわけでもないし、自恃(みずからたの)むほど自信を持ち合わせていたわけでもない。会社で仕事を続けさせてくれてありがとうなのである。

《私事のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~シッカロール~ [俳句]

季語は・・・汗知らず

俯けば 白きうなじや 汗知らず

【去年の今日】雅話§平日に遊べること
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呟話§一言つぶやき~自民党政治家はズルい~ [つぶやき]

自公政権キシダメの支持率が低空飛行を続けているのは当然のことだが……

……キシダメの能天気さもさることながら、劣化しきった自公政権の危機感欠如がさらにそれを助長させていて、政治資金問題に関しても、自分たちに都合よく、透明感の欠片もない法律を作って、それなのに我々国民は丸裸でことごとく補足されているという不平等感では“政治家はズルい”と支持を失うのも当然で、だから政治家に白紙委任で丸投げをせず、政治にコミットしていかなくてはならない。

《つぶやきのトピックス一覧》
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