過話§玄鳥去~七十二候~白露 [七十二候]
白露の末候“玄鳥去(つばめさる)”である。
誕生日が、必ず白露の終わり頃と重なる。残暑とはいえ、秋の兆しも感じられるようなタイミングでこの世に生まれ出てきた……といえば、何がなし穏やかな雰囲気だと思われるかもしれないが、生まれて3日後に発生したのが洞爺丸台風で、8日後には青函連絡船洞爺丸が遭難している。
9月といえば台風の季節で、洞爺丸台風の一つ前の12号は、強大な勢力で九州を南から北に縦断して大きな被害をもたらしたのだった。
なのでむしろ、世情が騒がしい時に出てきてしまった気がしないでもなく、68年をさしたる波風も立つことなく過ごしてこられたのは、生を享けた時の騒々しさが取って代わってくれたのだと思いたい。
《七十二候のトピックス一覧》
誕生日が、必ず白露の終わり頃と重なる。残暑とはいえ、秋の兆しも感じられるようなタイミングでこの世に生まれ出てきた……といえば、何がなし穏やかな雰囲気だと思われるかもしれないが、生まれて3日後に発生したのが洞爺丸台風で、8日後には青函連絡船洞爺丸が遭難している。
9月といえば台風の季節で、洞爺丸台風の一つ前の12号は、強大な勢力で九州を南から北に縦断して大きな被害をもたらしたのだった。
なのでむしろ、世情が騒がしい時に出てきてしまった気がしないでもなく、68年をさしたる波風も立つことなく過ごしてこられたのは、生を享けた時の騒々しさが取って代わってくれたのだと思いたい。
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週話§日曜有閑~六十八歳です~ [私事]
68年を生きてきたってどういうことだろうと思う。
でまあこういうことかなとは、来し方を振り返って考えることなのだ。もう少し、何かこう(たぶん)余っていた力を活かしてやれば、などとは考えもしない。既にして身の丈以上の何かを得させてもらっているので、さらに欲を張ることなどしようなどと考えるはずもない。
そもそも、自分にとって“何が欠けているか”わかり過ぎるくらいわかっているつもりだし。
もちろん“ああすれば、こうすれば”と考えないでもないあれこれはあるかもしれないが、ここまで来てしまったら、いちいち後悔するなど罰当たりでしかなく、これで十分ではないか。
それがまあ、誕生日を迎えた感慨らしきものか……来年は69歳、そして再来年は70歳……古希を迎える。
《私事のトピックス一覧》
でまあこういうことかなとは、来し方を振り返って考えることなのだ。もう少し、何かこう(たぶん)余っていた力を活かしてやれば、などとは考えもしない。既にして身の丈以上の何かを得させてもらっているので、さらに欲を張ることなどしようなどと考えるはずもない。
そもそも、自分にとって“何が欠けているか”わかり過ぎるくらいわかっているつもりだし。
もちろん“ああすれば、こうすれば”と考えないでもないあれこれはあるかもしれないが、ここまで来てしまったら、いちいち後悔するなど罰当たりでしかなく、これで十分ではないか。
それがまあ、誕生日を迎えた感慨らしきものか……来年は69歳、そして再来年は70歳……古希を迎える。
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