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赤話§十二月歌舞伎~加賀鳶?~ [歌舞伎]

我が家、2024年の文化活動締めは十二月大歌舞伎第二部だった。

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三部制ゆえ15時開演、17時半終演という気軽さ。二本立ての一本目は黙阿弥の盲長屋梅加賀鳶『加賀鳶』が一時間半ちょっとと長めの芝居。

まずは、加賀藩お抱えの鳶衆(加賀鳶)勢揃いで喧嘩に向かうという短い場面があって、鳶の出番は終了……え?

で、その後は按摩道元の悪事話で最後まで。こんな芝居を観たことがあったかと調べてみれば、2回くらいは観ていたが、まったく記憶に残っていないとは何ともはやである。

今回は、松緑の天神町梅吉/竹垣道玄(二役)、勘九郎の日蔭町松蔵という顔合わせだったが、松緑の道玄が、本人は色々と工夫しているのだろうが、悪の凄みもそれと裏腹の愛敬とどちらも中途半端な芝居。その分だけ、勘九郎の凛とした折り目正しく辛口な松蔵が際立ってしまった。

祖父である二代目松緑の持ち役だから、ここは踏ん張って自分の役になるように形作っていってもらいたい。

さて七之助の『鷺娘』は……玉三郎で観て以来二度目となるが、誰がやっても、舞台上を漂うばかりでしかないということか、世間的には“有名”と言われている演目だが、実際に観るならば、それほどおもしろいと感じられないのである(個人の感想です

昼を早めに食べていたものだから、終演のタイミングで腹が減った。さくっと食べて帰ろうと、何度か使っている歌舞伎座直近のこの店へ。ビールに焼酎のお湯割りを呑みつつ、栃尾揚げに炙りたらこをつまみ、締めは焼き鮭でご飯をいただいて帰宅したのだ。

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