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連話§ワタシの酒肴[191]湯豆腐・・・・・・ね [酒肴]

[承前]

……豆腐肴が連続してしまった。

湯豆腐は一年中食べている。暑い時でも、湯豆腐と冷奴を食べ分けて飽きない。だが、湯豆腐の季節はやっぱり冬だろう。

鰹節とおろし生姜に醤油をかければ簡単においしくいただける。嘘偽りなく湯豆腐さえあれば日本酒がうまい!湯豆腐ほど日本酒に合う肴はないのだ。

明治維新を官軍勝利に導いた立役者である大村益次郎(村田蔵六)は日本酒に豆腐を合わせるのを好んでいて、眼の前で湯豆腐を温めながら酒を呑んでいた……そうしていた最中に暗殺者に襲われたのである。

そんな話を司馬遼太郎の『花神』で読んで以来、ことさらに湯豆腐と日本酒の組み合わせを意識するようになったとは、以前も書いたことだが、益次郎は酒一合に豆腐一丁だったそうだが、さすがに丸々一丁は持て余す。せいぜい半丁くらいで十分に酒が呑めるのだ。
                               [続く]

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