SSブログ

蕪話§アレクサンダー・コブリン[2024.10.28] [クラシック]

平日月曜日の14時開演という、暇な高齢者しか来れないような演奏会に行ってきた。武蔵野市民文化会館小ホールらしいというか。

Ga7zZW8bsAAdxHo - コピー.jpg

ロシア生まれで現在はアメリカ国籍のアレクサンダー・コブリン。ピアノはShigeru Kawaiのコンサートグランド。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 E-Dur Op.109
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 As-Dur Op.110
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 c-moll Op.111

この日は休憩なし。3曲をほとんど切れ目なくアタッカで弾き繋いでいってくれた。この3曲だが、個人的には休憩を入れずに演奏してくれるほうがありがたい。というか、1曲目の後であろうが2曲目の後であろうが、休憩を入れるのは中途半端でしかないと感じる。弾くほうも聴くほうもきついが、70分一気に演奏してくれたほうが緊張感が持続するような気がするのだ。

さて、実演も10回近く聴いているはずだが、相変わらず3曲を掴みきれないままでいる。何というか、捉えどころがないと感じてしまう。30番の冒頭はロマンチックな楽想で、またこの曲が聴けるのかと期待を抱かせるのだが、この日も聴き進んでいくにつれ、道に迷って途方に暮れている自分がいる。



コブリンのピアノだが、もう少し粒立ちがはっきりしていてほしいところがあった。時に打鍵が強くて、ワタシ的にはもう少し音量をセーブしてほしいとも感じた。

コブリンの2週間前、同じ武蔵野でイモージェン・クーパーが同じプログラムを演奏する予定だったが、直前に腕を負傷してキャンセル……聴き比べの機会だったのに残念である。

《クラシックのトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。