無話§毎日電車に乗っていた [鉄道]
宮仕えして定年退職するまでの37年半というもの、月曜から金曜まで毎日毎日電車に乗って通勤していた(遠ひ眼
帰宅は不規則で、電車に乗って帰ることのできない境遇だったし、ラッシュアワーに乗る必要もなかったから、普通の勤め人よりは楽な通勤形態で過ごしていたのだ。
そんな37年半から、週に一度も電車に乗ることのない退職者の我が身だが、改めて振り返ってみるならば、よくもまあ淡々と通い続けていたものだと思う。
まあ、そりゃあ“行きたくないなあ”みたいなことを考えたこともなかったわけではないけれど、それはまあ、休み明けの月曜日だったり、夏季休暇の旅行から帰ってきた直後だから無理もなく、それ以外は別段出社拒否みたいな大ごとにはならずに通っていたのである。
それはもう、働かなければ干上がってしまうわけで、寝転んでお手当てが飛んでくるなど考えたこともなかったのは当然だ。
おかげで、大きな病気で穴を開けることもなく、何とか牛後に引っかかって引きずられての宮仕えをまっとうできたことについては、自分をほめたいと心の底から思いながら、古稀の日々を歩み始めたのである。
《鉄道のトピックス一覧》
帰宅は不規則で、電車に乗って帰ることのできない境遇だったし、ラッシュアワーに乗る必要もなかったから、普通の勤め人よりは楽な通勤形態で過ごしていたのだ。
そんな37年半から、週に一度も電車に乗ることのない退職者の我が身だが、改めて振り返ってみるならば、よくもまあ淡々と通い続けていたものだと思う。
まあ、そりゃあ“行きたくないなあ”みたいなことを考えたこともなかったわけではないけれど、それはまあ、休み明けの月曜日だったり、夏季休暇の旅行から帰ってきた直後だから無理もなく、それ以外は別段出社拒否みたいな大ごとにはならずに通っていたのである。
それはもう、働かなければ干上がってしまうわけで、寝転んでお手当てが飛んでくるなど考えたこともなかったのは当然だ。
おかげで、大きな病気で穴を開けることもなく、何とか牛後に引っかかって引きずられての宮仕えをまっとうできたことについては、自分をほめたいと心の底から思いながら、古稀の日々を歩み始めたのである。
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