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行話§天地始粛~七十二候~処暑 [七十二候]

処暑の次候“天地始粛(てんちはじめてさむし)”である。

いや、寒くなんかないってば!

そんなことを感じるのは、本州であれば標高1400mほどの尾瀬ヶ原のような高原地帯くらいのものである。標高が100m上がるごとに0.6度気温が下がるから、東京あたりより8度から9度くらいは涼しいはずだ。

だから、真夏でも尾瀬一帯は最高気温が25度より上にはいかないと言われていたのだが、このところの猛暑で尾瀬でも、最高気温が30度を超えることが珍しくなくなったと聞いた。

地球温暖化の影響を如実に受けるのはもちろん自然界で、今年の尾瀬もまた雪が少なかったりしたことで水芭蕉の群落がちょっとばかり残念だったりしたが、それでもほかの植物ががんばってくれたようで、ワタスゲやニッコウキスゲが咲き誇ってくれたようである。

尾瀬は、立秋の日のタイミングで秋風が吹き出して、湿原に咲く花の種類も少なくなる……そんな時季になってしまった。

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