SSブログ

興話§音楽のスコアを眺める・・・・・・だけ [クラシック]

我が家に数十冊のクラシック音楽の交響曲や協奏曲、弦楽四重奏曲などなどのスコアが本棚に収まっている。

初めて買ったスコアは、中学2年くらいの時でドヴォルザークの新世界交響曲だった。なぜスコアを見てみたいと思った最初の動機が何だったのか……それは記憶にはないけれど、テレビでオーケストラのコンサート中継を見た時に、指揮者が眼の前でめくっている“あれ”が何なのか興味を惹かれたのは間違いない。

それから、あのスコアの中に音楽が詰まっているのではと想像して、それを眼にしてみたいと思ったのだろう。そうして、新世界交響曲のスコアを見つけて手に入れたのは、実家近く大通りの商店街の中にあった楽器屋だった。

Image_20240726_0001 - コピー.jpg

半世紀以上前の全音楽譜のポケットスコアの表紙は青いビニール装幀で、その当時買ったのは、新世界とベートーヴェンの交響曲第五番の2冊である。

そして……読めないのだ。

音楽を聴きながら、1ページから目を通し始めたが、五線譜に書かれた音符であることはわかっても、それらをどのように読んでいってやればいいのかさっぱりわからなかった。

だが、しばらく同じことを繰り返しているうちに、何となく音楽を聴きながら音符をたどれるようになったのだ。だが、そこ止まりでそれ以上先に進むことはできないまま。

読譜して、頭の中で音楽を鳴らすなどということなどできようはずもなく、音楽を聴きながら楽譜をなぞるだけである。ちょっと音楽を学んだ人たちであれば、調性がどうだとか、様々な情報を楽譜から読み取ることができるところを、素人にして音楽的素養皆無の人間にできることといったらその程度でしかないのだ。

《クラシックのトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。