週話§土曜流転~演奏会は2時間~ [クラシック]
もちろん伸び縮みはあるが、大雑把にクラシックの演奏会は2時間である。オペラやバレエだったら3時間とか4時間、ワーグナーの楽劇であれば5時間から6時間を要することもある。
日本における夜のコンサートの場合、19時に開演、21時が終演時刻である。欧米では、これから一時間遅い開演時刻が一般的である。もちろんマチネーも同様。
かつてお約束的にあった典型的なプログラム構成は、序曲や前奏曲が10分、協奏曲が30分、そこに20分の休憩を挟んで、最後に40~50分ほどの交響曲でちょうど2時間というもの。
そして、そこに様々な要素が入る。たとえばブルックナーやマーラーなどの交響曲は、短くても70分から90分くらいを要するので、休憩なしの一本勝負ということも珍しくない。
記憶の限りだが、オーケストラの演奏会で最も公演時間が短かったと思われるのは、1987年のザルツブルク音楽祭でカラヤンがベルリンフィルを振ってのタンホイザー序曲(約15分)、ジークフリート牧歌(約20分)、そしてトリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死(約20分)と一時間足らず……おそらくは休憩なしで3曲演奏しておしまいだったのではないか。

これでチケット代が他と同じでは身も蓋もないなあとは、その当時に思ったことである。
《クラシックのトピックス一覧》
日本における夜のコンサートの場合、19時に開演、21時が終演時刻である。欧米では、これから一時間遅い開演時刻が一般的である。もちろんマチネーも同様。
かつてお約束的にあった典型的なプログラム構成は、序曲や前奏曲が10分、協奏曲が30分、そこに20分の休憩を挟んで、最後に40~50分ほどの交響曲でちょうど2時間というもの。
そして、そこに様々な要素が入る。たとえばブルックナーやマーラーなどの交響曲は、短くても70分から90分くらいを要するので、休憩なしの一本勝負ということも珍しくない。
記憶の限りだが、オーケストラの演奏会で最も公演時間が短かったと思われるのは、1987年のザルツブルク音楽祭でカラヤンがベルリンフィルを振ってのタンホイザー序曲(約15分)、ジークフリート牧歌(約20分)、そしてトリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死(約20分)と一時間足らず……おそらくは休憩なしで3曲演奏しておしまいだったのではないか。
これでチケット代が他と同じでは身も蓋もないなあとは、その当時に思ったことである。
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