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滅話§ワープロ、そしてフロッピーの時代 [パソコン]

20世紀の終わり頃、ワープロ(ワードプロセッサー)が一世を風靡した。実際に操作をしたのは1984年頃。会社で所属していたセクションに一台やって来た。富士通オアシスという機種で、キーボード入力が親指シフトという独特なもので、最初は戸惑ったが、意外にもすんなり慣れてしまった。

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何か仕事に使えるだろうかと考えていたら、仕事上必要なクライアントの名称と住所、電話番号をせっせと打ち込めば役に立つことがわかったので、数か月かけて蓄積させつつ、そうしているうちにキーボード入力ができるようになったのだ。

そのデータは更新に更新を重ねて、後輩に引き継がれていったはずである。

そうしてワープロに親しんでいったと思ったら、世紀が変わるタイミングで一人に一台パソコンが支給され、ネットに接続された。あーら不思議……かくしてワープロは20年足らずで姿を消してしまった。

そしてワープロといえばフロッピーディスクである。

1枚の容量1MBはテキストデータをやり取りするには十分過ぎるので重宝して使っていたのだが、我が家のパソコンで三代目にあたる2006年に買い換えたパソコンには、もはやフロッピーディスクの内蔵ドライブは存在せずで、別途外付けドライブを用意する必要があった。

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もっとも、自宅でフロッピーを使ってデータをやり取りすることはほとんどなく、40枚ほどあった写真のフロッピーディスクは、会社で使っていたものだが、定年退職前に切断して廃棄処分となった。そんなフロッピーディスクの国内生産が終了したのは2011年のことである。

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