用話§トイレの変遷 [昭和]
さて……トイレと呼ぶようになったのはいつ頃からだろう。記憶がはっきりしない。子どもの頃は便所と言っていたし、明治に生まれた祖母に至っては「はばかり」と呼んでいたが“人目をはばかる”という意味だったらしい。
↓英語では“スクワットトイレ”である

実家は小都市の町中にあったが、実家暮らしをしていた当時、下水は通っておらず、近所のお宅ともども“ぼっとん式”なのだった。床下に溜まったブツは、定期的にやって来る業者が回収していった。車が入らない路地裏の家だったので、最初は汲み取って樽に入れて運んでいたが、ヴァキュームカーのホースが長く伸びて回収が簡単になったが、考えてみれば昔は、家々に溜め込んでいたのだな。
そしてようやく下水が開通したのは1970年に入った頃。そこで水洗の工事をして、何とか“並み”の生活環境が実現したのだ。
洋式トイレのある家に住んだのは、就職して2軒目のアパートだったから、人生の半分以上は洋式トイレということになり、さらにシャワー洗浄トイレを設置したのは2005年のことである。そして今やトイレはブラックボックスと化したのである。
《日本のトピックス一覧》
↓英語では“スクワットトイレ”である

実家は小都市の町中にあったが、実家暮らしをしていた当時、下水は通っておらず、近所のお宅ともども“ぼっとん式”なのだった。床下に溜まったブツは、定期的にやって来る業者が回収していった。車が入らない路地裏の家だったので、最初は汲み取って樽に入れて運んでいたが、ヴァキュームカーのホースが長く伸びて回収が簡単になったが、考えてみれば昔は、家々に溜め込んでいたのだな。
そしてようやく下水が開通したのは1970年に入った頃。そこで水洗の工事をして、何とか“並み”の生活環境が実現したのだ。
洋式トイレのある家に住んだのは、就職して2軒目のアパートだったから、人生の半分以上は洋式トイレということになり、さらにシャワー洗浄トイレを設置したのは2005年のことである。そして今やトイレはブラックボックスと化したのである。
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