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深話§震度四と五の狭間 [地震]

能登半島の先端で地震が頻発している。震度4は珍しくもなく、最大震度は5にも及んで、被害が発生してしまった。

先月は、それこそ日本各地で震度4レベルをあちこちで観測した。ゆめゆめ油断することなかれである。

自分自身が実際に経験した最大震度は2011年の東日本大震災の震度5強というものだった。この時は比較的新しい9階建てのビル8階にいて、船酔いをしそうなほどに我々がいたビルの上階が弓なり状に揺れていたのだ。

それ以外に震度4はおそらく数回くらい……10回まではいかないだろうか。そうした経験から導き出されるのは、震度4と5の差の限りない大きさである。

一度だけの震度5の時は、頭の中で“尋常ならざる揺れ”と恐怖を覚えて、あるいはビルが崩壊するのではないかとすら覚悟したのだった。

それが震度4となると、多少長めにグラグラと揺れていても“まあこんなものか”と値踏みして、たいしたことはないと高を括ってしまう。3以下だとさらに冷静さは増すが、同じ震度でも直下に近かったりで、揺れ方の違いでひとしきり考えを巡らすこともある。

少なからぬ日本人は、そうした値踏みとか見立てを自分なりにしていると思われるが、震度4と5の差については同じ意見ではないかと想像するのだ。

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