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顧話§今日の歴史~なかなかに計算高くて~ [クラシック]

1681年3月14日、作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマン誕生。

ライプツィヒの聖トーマス教会のトマスカントル(音楽監督)に空席ができた時、教会当局がまず声を掛けたのがテレマンだった。テレマンはハンブルクの音楽監督と天秤にかけたようで、ハンブルク市からギャランティのアップを交渉で勝ち取り、ライプツィヒに断りを入れたのだ。

そして当局は“二流どころで我慢するしかない”とバッハにトマスカントルを依頼。バッハは、1723年から死去する1750年までその地位にあった。

18世紀のドイツにあって、トップの作曲家はテレマンで、バッハは彼の下の“その他大勢”と見なされていたのだ。

もちろん、今もテレマンはバロック音楽の重要な作曲家だが、21世紀の今、バロック音楽の作曲家といえば、まず第一にバッハ!となってしまった。当時の人々がそのことを知ったら、どのようなことを考えるのだろうか……ちなみに我が家にあるテレマンの録音はたった一枚。無伴奏フルートのための12のファンタジアのみである。

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