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購話§キオスクがなくなったので [新聞]

用事があり、ちょっと早めに家を出て駅近くのチェーン系コーヒーショップでモーニングすることにした。

通勤時間は過ぎていたので、店内には高齢の男性が多め在席と感じられた。そうして、そのうちの何人かはスポーツ紙に眼を通しながらコーヒーを飲んでいたのである。折しも、前日にワールドカップで日本がドイツに逆転勝利をした朝だったのである。

そこで思ったのは、駅構内にキオスクはなくなっていて、その代わりに営業しているコンビニで新聞を買い求めたのだろうと考えた。

それは何とも味気ない様子ではないかと思ったのは、キオスクであれば、店の下半分のスペースに各紙が並べられ、特に何かあった翌日のスポーツ紙の見出しの賑やかだったこと。そんな活気がキオスクには存在していたのだ。

コンビニが“Convenient(便利)”であることは否定しない。だがいかにも、味気なさが先に立ってしまっている。

同じようなやり取りでも、キオスクのほうは何がなし人間と人間の繋がりのようなものが色濃く感じられるのはなぜなのだろうか。

そんなことを考えながらモーニングのセットを食べ終わり、コーヒーを飲み干して店を出た。ドアが閉まりかけたところで後ろから店員の声がした……

「ありがとうございました。行ってらっしゃい!」

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