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刻話§機械の如く [私事]

宮仕え時代の仕事は、頭を使いつつ手の動きの速さが必要なものだったと、個人的には思っている。

鉛筆も、黒以外に赤青鉛筆、さらにはそれ以外の色鉛筆も駆使して作業を行うのだが、何度も書いたように、昼頃に出社していって、午前様&朝帰りは当たり前な職場だったので、作業量は半端ないほど多かった。

なので、手順を正しく守った上で、ただひたすらに淡々と作業を進めていくしかなく、余計な何かを差し挟む余地などはあるはずもなかったのである。

それはある意味“Like A Machine(機械の如く)”で、一日の作業が終わるのは早くて8時間後、時間を要することになれば10時間以上にもなったのだ。

とにかく、その日の作業は最後まで終わらせないと帰ることはできず、翌日には新しい仕事を粛々と進めなくてはならない……その繰り返しで日々が過ぎていった。

それゆえに、平日夜の演奏会の予定を入れることなどはほとんどできないも同然で、どれだけ残念な思いをしたことか。もし、そんな職場の環境であるとあらかじめ知っていたら、その仕事に携わるかどうか迷っただろうかと考えるが、考えるまでもなく、その会社からしか内定をもらうこともなかったので、それを“たつきの道”としていっただけである。

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タグ:私事 仕事 日常
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