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顧話§今日の歴史~戦争と平和~ [歴史]

1812年10月19日、ナポレオンのフランス軍がモスクワから撤退開始。

あまりにも深く戦線を伸ばしていった結果、補給線が細くなったことで、兵力が弱体化していったのだ。

深く進軍すればするほど前線に対しての補給……武器であり、食料であり、兵隊の補強が重要になっていくが、奥深くまでそうした物資を遅滞なく輸送していかなくては戦線が伸びることはない。食料が届かなければ兵士は飢えるばかりである。

かくして“ご機嫌”で進行していったナポレオン率いるフランス軍だったがモスクワまで進軍したところで頓挫を余儀なくされた。補給による不足を、モスクワ市内にある食料を略奪して補おうとしたら、何と!モスクワ市内に食料はなかった。

結局、ロシアの冬を眼の前に、ナポレオンは退却するしかなく、退却の様もまた悲惨なものだったようだ。

トルストイの『戦争と平和』は、そんな戦争の様子を描いた作品である。

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