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始話§劇場やコンサートホールの開場 [クラシック]

コロナ禍が続く今、劇場やコンサートホールの開場は開演の40分前と以前の30分前から10分早まっている。できるだけ分散してお越しくださいということだろう。

元より、開場時刻に合わせて会場に到着するようにしているので、慌てずにゆっくりと開演までの時間を過ごしている。意外と時間はさっさと過ぎていくようだ。

歌舞伎座の場合、開演30分前に簾内からのお囃子が一番太鼓を演奏する。およそ2分ほど、笛や太鼓が芝居が始まることを告げるのである。

それからすると、クラシックのコンサートは風情に欠ける……それこそ何もないと言っていい。客はプログラムでもぼーっと眺めるしかない。

風情ある開演時間が近づくことを知らせてくれるのは、バイロイト音楽祭のファンファーレだろう。その日上演される演目のモチーフを、開演15分前から10分前、5分前と、最初は1回、それから2回、3回と繰り返すのだ。

↓祝祭劇場正面のバルコニーから
2.JPG

祝祭劇場の平土間は間に通路がないので、1回目のファンファーレで、中央寄りの席に座る客が入り、それから少しずつ外に近い客がという順番で入るのだが、何回か出入口に一番近い席に座った時、少しばかり早く席に着いてしまったら、後から入ってくるお客さんたちの表情が“……先は長いなあ”という“うんざり感”が見て取れ、うんうんわかるよわかる、などと思ったのだった。

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