過話§天地始粛~七十二候~処暑 [七十二候]
処暑の末候“禾乃登(こくものすなわちみのる)”である。
9月最初の候である。
気がつけば、空はずいぶんと高くなっていたし、瑞々しかった樹々の葉は、すっかり緑の色が褪せてきてしまった。
窓の外に見る季節の移ろいと我が身を重ね合わせると、今はおおよそ五十代半ば頃といえるだろうか。人生の終盤を直前にした、最後の緑の季節にあるようだ。24時間にあてはめると、陽が傾いた夕方近くの15時頃であろうか。
傾いた太陽は赤みを帯びて、午前中のナチュラルな光線とはまったく違った雰囲気を醸し出している。
我が身もいわばそんな時間帯にあって、夏を越してくたびれた緑の葉のようだ。一時、サーっと通り雨が来て生気を取り戻すのは、さしづめ週に4日の飲酒日のようなものか(笑
《七十二候のトピックス一覧》
9月最初の候である。
気がつけば、空はずいぶんと高くなっていたし、瑞々しかった樹々の葉は、すっかり緑の色が褪せてきてしまった。
窓の外に見る季節の移ろいと我が身を重ね合わせると、今はおおよそ五十代半ば頃といえるだろうか。人生の終盤を直前にした、最後の緑の季節にあるようだ。24時間にあてはめると、陽が傾いた夕方近くの15時頃であろうか。
傾いた太陽は赤みを帯びて、午前中のナチュラルな光線とはまったく違った雰囲気を醸し出している。
我が身もいわばそんな時間帯にあって、夏を越してくたびれた緑の葉のようだ。一時、サーっと通り雨が来て生気を取り戻すのは、さしづめ週に4日の飲酒日のようなものか(笑
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