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過話§乃東枯~七十二候~夏至 [七十二候]

夏至の初候“乃東枯(なつかれくさかる)”である。

昼の時間が一番長くなるのは明日。日の出は4時25分で日の入は19時1分、14時間36分というものである。

これがドイツやオーストリアあたりに行くと、さらに日没時刻は遅くなり、21時半過ぎても明るい世界となり、あまつさえアムステルダムに滞在した時は夏至の直前で22時ちょっと過ぎ……なるほど、さらに緯度が高くなるならそれから先が“白夜”の世界ということなのだと思った。

そうしてオーストリアの田舎に滞在していた時、イギリス人女性と会話したことがあって、話の接ぎ穂に「そういえば今日は夏至です」と言ったところ何となく悲しそうな表情をして「明日からはどんどん昼が短くなるのね」と返してきたことが強く印象に残っている。

なるほど、緯度の高い世界の人たちはそういう考え方をするのだなと思い、それが記憶の底に沈んでしまったからか、夏至の日が来ると“これれからは夜が長くなっていくのだな”と思うようになったのだ。

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