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過話§麦秋至~七十二候~小満 [七十二候]

小満の末候“麦秋至(むぎのときいたる)”である。

麦秋という言葉を知ったのはいつ頃だったか、高校生くらいかなと思うのだけれど、まだまだ発想が単純(今でも)だったので、初夏に秋という語彙を使う表現の妙についていけなかった記憶である。

かつて暮らしていた北関東のあたりは、稲作よりは麦作のほうが主流で、それゆえに、北関東の“うどん県”と呼ばれていなくもない昨今だが、高崎のあたりでは、スパゲッティ屋が繁盛していると聞いて、それもまた小麦粉の生産県であるがゆえなのかどうか……実は、イマイチ説得力に欠ける話だと思っているのだ。そもそもパスタに適したデュラムセモリナを栽培しているものかどうかもわからない。

そして最大の不安は、ロシアのウクライナ侵攻によって世界的な小麦不足とそれに伴う価格高騰が発生しつつある。ここまで世界の国々が相互依存する時代において、戦争という行為がいかに愚かであるか、身をもって実感させられるのである。

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