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顧話§今日の歴史~回転エンジン~ [自動車]

1967年5月30日、東洋工業(マツダ)がコスモスポーツ発売。

自動車を走らせるのは、ピストンを往復させる“レシプロエンジン”と呼ばれているシステムが主流で、ほぼ100%のシェアである。

往復しているエンジンをタイヤを回転させるためにはエンジンとタイヤの間に回転させるメカニズムが必要だ。だが、エンジンそのものが回転していれば、そんな中間のひと手間を省くことができるという至極当たり前の発想を具現化したのが、当時東洋工業だった今のマツダが開発したロータリーエンジンで、それを初めて搭載したのが1967年の“コスモスポーツ”だった。

この時、中学1年生だったが、いかにもスポーツカーらしいデザインに惹かれたことははっきり記憶している。そして、実物を眼にしたいものだと思いながらもそれは難しいだろうと考えていたのだ。

↓写真はウィキペディアから拝借
Mazda_cosmo_sport.jpg

だが、発売から半年足らずで、我が田舎町を走っているのを眼にした時は、半端なく興奮した。まさか実物を眼にすることになるとは!なのだった。

そんなロータリーエンジンだが、マツダのみでの販売に留まり、実車の生産はなく、エンジンのみを作り続けていると聞いた。そうしてガソリンエンジン車は間もなく製造されなくなり、ロータリーエンジン搭載の車を眼にすることはないということだ。

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