過話§紅花栄~七十二候~小満 [七十二候]
小満の次候“紅花栄(べにばなさく)”である。
一週間足らずで5月も終わりである。6月が来れば、一年の半分が終わってしまう。
10歳に満たない頃は、時間がなかなか経ってくれず、一年の過ぎるスピードの何と遅いことかともどかしい思いをしていた……早く大きくなりたい、大人になりたいとか思っていたような記憶もある。
大人になったらどうするか、東京に出て行くというたった一点……何という稚拙な発想だったのだろうかと思う。
ただ、何となく実家のある町に居ても、閉塞感は否めず、幼心にも手詰まりな状況を感じていたような気がしないでもない。
じりじりと焦燥感を覚えつつ、言ってみれば東京への“足抜け”が実現したのは1973年4月、18歳と半年のことだった。
《七十二候のトピックス一覧》
一週間足らずで5月も終わりである。6月が来れば、一年の半分が終わってしまう。
10歳に満たない頃は、時間がなかなか経ってくれず、一年の過ぎるスピードの何と遅いことかともどかしい思いをしていた……早く大きくなりたい、大人になりたいとか思っていたような記憶もある。
大人になったらどうするか、東京に出て行くというたった一点……何という稚拙な発想だったのだろうかと思う。
ただ、何となく実家のある町に居ても、閉塞感は否めず、幼心にも手詰まりな状況を感じていたような気がしないでもない。
じりじりと焦燥感を覚えつつ、言ってみれば東京への“足抜け”が実現したのは1973年4月、18歳と半年のことだった。
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