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奇話§ローエングリン~東京・春・音楽祭~ [ワーグナー]

都心の桜が満開となった先週の水曜日、3年ぶりとなる東京・春・音楽祭のワーグナー・シリーズ『ローエングリン』演奏会形式を“聴いて”きた。

lohengrin2022.jpg

指揮:マレク・ヤノフスキ

ローエングリン(テノール):ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー
エルザ(ソプラノ):ヨハンニ・フォン・オオストラム
テルラムント(バス・バリトン):エギルス・シリンス
オルトルート(メゾ・ソプラノ):アンナ・マリア・キウリ
ハインリヒ王(バス):タレク・ナズミ
王の伝令(バリトン):リヴュー・ホレンダー
ブラバントの貴族:大槻孝志、髙梨英次郎、後藤春馬、狩野賢一
小姓:斉藤園子、藤井玲南、郷家暁子、小林紗季子

管弦楽:NHK交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン

久々に聴く生ワーグナーに満足しての帰宅。とはいえ、演奏会の直前には、SNSで何やらなあれこれが流れてきて、少しばかり不安を抱いて東京文化会館4階席へ座る。

あれこれというほどのことはなく、ワタシ的には(当社比)楽しめたというところだが、幕間には次の幕を必死にさらいまくるオーケストラの音が聴こえてきて……はてこれまでの東京春祭でこれほどに聴こえたことがあったかと思った。

ヤノフスキの指揮は相変わらず速めのテンポで、時にせっかちと感じなくもないが、特に第三幕では拍手が鳴りやまないうちに前奏曲のタクトを下ろしたのは、かつてのクライバーを思わせないでもなく。

歌手では、エルザを歌ったオオストラムがいかにもエルザらしい清純さを表出していて満足。タイトルロールのヴォルフシュタイナーは、最初不安定で大丈夫かと心配したが、徐々に調子を上げて最後の名乗りまで行ってくれたのはよかった。

合唱指揮のエベルハルト・フリードリヒは、ベルリン国立歌劇場の合唱指揮者で、バイロイト音楽祭の合唱指揮者を20年以上続けている。

というわけで、生クラシックを聴くのは去年9月の神奈川フィル以来だから半年ぶりである。

この日もコロナ禍に鑑み、車での往復……行きは首都高の渋滞で2時間ほどかかったが、帰りは1時間10分とサクサク走って、帰宅したのは23時直前。そそくさと風呂に入って何とか午前様にはならず。

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