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過話§款冬華~七十二候~大寒 [七十二候]

大寒の初候“款冬華(ふきのはなさく)”である。

大寒を訓読みすれば“おおさむ”と読めて、めちゃ寒い日々が始まるのだ。

子ども時代、表で遊ぶのは嫌いではなかったけれど、さすがにこの時期は、一緒に遊ぶ仲間も表に出てくることは少なく、一人遊びをするのも間抜けなことゆえ、一度は表に出てみても、誰もいなければ、すごすごと家に戻るしかない。

家に戻れば、こたつに入ってみかんでも剥くか、火鉢で餅でも焼くかして、それをおやつとするのだ。1月もこの時期には餅の在庫も少なくなり、あと何個だと数えるようになる。

そしてそろそろ、餅にカビが出るようにもなってくるが、そうなる直前に餅を一口大に割って油で揚げ、餅あられを作ったもらえる。揚げたての香ばしいあられがなかなかにうまいが、餅がなくなってしまったらあられも作ってもらえないというジレンマも抱えてしまうのだ。

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