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時話§蟋蟀在戸~七十二候~寒露 [七十二候]

寒露の末候“蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)”である。

今頃のコオロギは“肩刺せ 裾刺せ 寒さが来るぞ”と鳴くのだと、子どもの頃に教えられた。

9月の頃は盛大な虫時雨だったのが、徐々に数も減って音量も小さくなり、一匹がささやくように鳴く音があまりにもか細く、すぐそこに寒さが迫っていると古(いにしえ)の人には聞き取れてしまったのだろう。

そして、間に合わせるべく冬の衣類の補修を始めるのだと思ったのである。そういえば、我が家のあたりではキリギリスを聞いた記憶はない。

いずれにしても、じきに虫の音はなくなり、このあたりもすっかり晩秋の趣きとなっていく。

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