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顧話§今日の歴史~詰め込んだというか~ [オペラ]

1989年9月3日、東急文化村(Bunkamura)開業。

この日、東急文化村のオーチャードホールでは柿落とし公演として、バイロイト音楽祭のプロダクション『タンホイザー』が上演された。演出はヴォルフガング・ワーグナー、指揮はジゥゼッペ・シノポリ。

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この日の公演は観に行っている。バブル経済真っ盛りの中あって、チケットの争奪戦が繰り広げられ、何とか4公演行われたうちの2回を取ることができた。

バイロイト音楽祭のプロダクションを丸ごと――舞台、オーケストラ、合唱団、指揮、ソロ歌手――持ってくることが、いかに大変なことかといえば、オーケストラや合唱のメンバーは、それぞれ異なる団体に所属しているので個別に契約をする必要があるとか、何とも手間のかかる公演だったらしい。

しかも、本拠地での音楽祭は例年8月28日まで行われるので、9月3日の本番初日まで、中5日というスケジュールで、オケや合唱メンバーは、自宅に戻るような時間もないまま、日本に直行したのではなかろうか。それゆえに相当なハードスケジュールだったと想像できる。

それにしても、あの程度のスペースに大ホール、小ホール、映画館に美術館まで、入れ込んだことに感心はするが、もうずいぶんと長いこと(10年以上)オーチャードホールには行っていない。

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