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落話§おあきと春団治~新橋演舞場~ [落語]

新橋演舞場で上演中の『おあきと春団治~お姉ちゃんにまかしとき~』を観てきた。奔放過ぎる芸と私生活で知られた初代桂春団治と、彼を支え続けた姉あきを描いた舞台である。新橋演舞場での観劇は3年ぶり。

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新橋演舞場久々の藤山直美が姉あきを、後に桂春団治として一世を風靡した弟の藤吉を西川きよしの息子忠志が務めた……親子共演でもある。

芝居としては薄味と感じた。姉が無条件に弟を支えて一流の落語家に育てて……というにしては、あきと春団治の絡みが少なく、そのあたりが何とも物足りなかったりしたのだ。

明治から昭和まで、春団治の生涯を短いエピソードで繋げていくのはいいがバックに流れる音楽などでいつ頃かを伝えようとしているのだが、ちょっとわかりにくかったと感じる。

加えて脇の役者が薄く、かつての二人の小島(秀哉、慶四郎)のように舞台で存在感を示していた役者がいなくなってしまったことを痛感させられる。そしてせっかく登場させた田村亮の桂文枝もしどころのないままというもったいなさに。

まあ、そんな舞台だったが、我々のお目当ては藤山直美ちゃん。久々の舞台姿は、変わらぬ切れのいい台詞と動きは健在だった。次回は、爆笑ものであるといいのだが。

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