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才話§絵を描くのはからっきし・・・・・・ [私事]

あまりにもな黒歴史なのでがっちりと封印しているつもりだが、ふとしたはずみに、忌まわしい記憶が蘇ってきてしまう。それは何かと問われれば……

絵を描くのが下手

……なのだ。大雑把なデッサン程度で終わるのであれば、ギリギリセーフなことも稀にあったりしたかもしれないが、その先がいけない。細部の描写や彩色で撃沈である。

仕上がった自らの作品など、とても正視できるようなものではない……嘘ではない、本当のことだったのだ。頭の中では“こう描けばいい、ああ描けばいい”と思っていても、それが画用紙に反映されることはない。

このエントリーで書いたように、一度覚えた人の顔は忘れず記憶に留まっているのだが、脳内に記憶された映像を、筆記具を用いて再構築することは、無理難題なのである。

とにかく、絵を描くセンスの欠片もなく、サラサラと小洒落たスケッチが描ける人を見ると、本当に羨ましいと思うのだ。

そして、せめては鑑賞力のようなものでも持ち合わせていればいいのだが、そんな能力などどこにも存在せず、数多ある絵画も、ただただ漫然と眺めておしまいになってしまう。

だが、まさに奇跡とも言うべき瞬間が過去に一度だけあった。小学校1年の時に描いたクレヨン画が“なぜか”市の児童画コンクールに選ばれて出品という栄誉を授かったことがあったのである。

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