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贄話§春の祭典~ストラヴィンスキー~ [ストラヴィンスキー]

ストラヴィンスキーが作曲したバレエ音楽『春の祭典』は衝撃的な音楽だと初めて聴いた時から強烈な印象をもたらして、今に至っている。

1913年、ディアギレフ率いる“バレエ・リュス”によって初演された時の騒ぎは伝説にすらなっていて、どんな状況だったか誰でも知りたいと思うはずだろう。

音楽以前に作品の存在を知ったのは、中学生くらいの頃だったか、百科事典でモーリス・ベジャール振付による春の祭典の舞台写真を見た時が初めてのことだった。その時以来、何となく気になる存在なのだった。

ようやく音楽を聴けたのは大学生になってからのことで、聴いた最初は……訳若布としか言いようがなかったが、なぜかはわからねど、どこか惹かれるものがあったのかどうか、聴き続けていくうちに、音楽に引きこまれるようになってしまったのだ。

とはいえ、変拍子満載の音楽をどう捉えようかと考えた揚句、しかたないとブージー&ホークスの――高い――輸入スコアを買って聴き始めたが、素人がどうこうできるような代物ではなく、表面を眺めるだけに終始したのは言うまでもない。

そうしてようやくモーリス・ベジャール振付の舞台を観たのは、1980年代になってのことだった。音楽だけでも十分に成立はするけれど、ベジャールの舞台の衝撃は、観て40年近くが経っても強烈な印象として残っている。

そうして、我が現代音楽の限界点は“ハルサイ”どまりでもあるのだ。

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