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銭話§キャッシュレスの時代に [海外旅行]

日本という国の“お国柄”というやつかどうかはわからないが、唯物信仰が今だ顕著に根強いと感じるのである。

例えば……欧米においてCDという存在は既に終わりを迎えていて、音源はネット配信されたり、ハードディスクにダウンロードしたものを、スマートフォンに落とし、自宅だけでなく、カーオーディオも同様に聴くのだ。実際ドイツで借りたレンタカーからCDプレイヤーや消えたのは2018年のこと。運転席のあちこちを探したが存在していないと確認し、ならばとiPadを接続して事無きを得たのだった。

だが、日本では相変わらずCDそのものが売れ続けているという不思議。

それと同様かどうか……日本人には根強い現金信仰もあるようで、これに関しても欧米に大きく後れを取っているように思うのだ。

そのことを強烈に思い知ったのは、2017年にオランダのアムステルダムを初めて訪れた時のことで、到着した翌朝、ネット接続のSIMカードを買おうとショップに入ったらキャッシャーがなく、カード決済か電子マネーでするのだった。

滞在中にもう1軒、キャッシャーが置かれていない店で買い物をしたが、ある意味で納得できた理由はといえば、まずもって“セキュリティ”である。現金が置かれていなければ、強盗に襲われる心配はないわけだ。とどめは、アムステルダムを去る日のスキポール空港待合室のキオスクで2オイロほどのジュースをクレジットカードで買うのを見た時だ。

というわけで日本に帰ってくれば、そこは相変わらずのキャッシュ天国……このところ、ようやく電子マネーの普及が進みつつあるが、はてさて、日本の社会が欧米並みになるのはいつのことだろうか。もちろん、キャッシュレスが万能だとは思わないのだけれど。

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