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覚話§最初に聴いたクラシック音楽 [クラシック]

ふと、幼少のみぎりに聴き知ったクラシック音楽にはどんなものがあるだろうかと記憶をたどってみた。

実家にはレコードプレイヤーがなかったので、何かを頻繁に聴くような機会はなく、ラジオから流れてくる音楽に耳を傾ける程度だったのである。わざわざクラシック音楽番組などに周波数など合わせることもなかっただろうから、たまたま流れていた音楽を聴くばかりである。

そうすると、手軽なところでベートーヴェンのピアノ・ソナタ『月光』であるとか『エリーゼのために』のようなベタな音楽だったという微かな記憶。

もう少し長じると、我が県が誇る群馬交響楽団(群響)の移動音楽教室を聴いたのだが、その最初は小学3年生の頃で、市民会館の大ホールにいくつかの小学校の生徒が集められて、生のオーケストラを聴かせてくれるのだ。

もちろん何もかも初めて尽くしだが、内容は小学生が飽きないように軽めのクラシック音楽の類で、記憶に残っているのはスッペの軽騎兵序曲、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』から何曲か。とても聴きやすかった記憶である。合間に楽器紹介があって、奏者がそれぞれの楽器を紹介しながら、短い曲を演奏するというものだった。

そんな移動音楽教室が中学までの間に3回くらいは行われただろうか。そこで、結果的にはクラシック音楽に親しむ土壌が培われたようで、長じてドイツやオーストリアまで音楽を聴きに行くとは……小学校3年生の自分には、まったく想像もつかなかったことであろう。

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