SSブログ

陋話§宝塚音楽学校の“挨拶” [日本]

宝塚歌劇団のメンバーを育成する宝塚音楽学校の中で営々と習慣化されていた様々な“挨拶”の類、その他諸々が廃止されるというニュースを読んだ。

とかく日本という国は、長幼の序が根底にあって、先輩後輩の別という旧弊が延々と続き、それによって伝統とも呼べないおかしなあれやこれやが存在していたのである……悪しき旧弊の体育的なるものと言ってもいい。

時にそれは“外”から見れば、奇妙なものと受け留められてもしかたがないことなのだが、当事者たちは至極当然のこととして唯々諾々と従ってしまうようだ。

これは知らなかったが、もっとも馬鹿馬鹿しい決まりごととして“阪急電車に礼をする”というのがあるんだそうで、親会社の阪急電車に対する敬意を表しているのかと思ったら、先輩が電車に乗っているかもしれないから……という、ここまでいったら“アホちゃいますか?”ではありませんか。

こうしたことの一つ一つを、伝統だからといって保持し続けることには何の意義も見出すことはできない。

女であれ男であれ、とかく閉鎖社会的なるものの内部の奇妙さについては、何やら不健康に習慣化されることがあると認識しておくべきであろう。

《日本のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。